2021年06月16日

「おはら舞ニュースレター My Wave no.21」を発行いたしました。

「おはら舞ニュースレター My Wave no.21」を発行いたしました。
ぜひ、ご覧いただけると幸いです。

 
(下記をクリックしてご覧ください↓)
ニュースVOL21.表.pdf

ニュースVOL21裏面.pdf




【新コーナー】地域の取り組みをピックアップNo.2 伝統行事「稲の虫送り」の取組(多門院地区)

☆説明文のつづき



*「稲の虫送り」について
文責 新谷 一幸
「稲の虫送り」行事は、
  むかし、老いた平家の落ち武者・斉藤別当実盛(サイトウベットウサネモリ)は、追っ手から逃れている最中に、足元がおぼつかなくなり、稲株(イネカブ)に足を取られて転んだところを討ち取られた。彼は最期に「おのれ、稲株め、覚えておれ。害虫に生まれ変わって田畑を食い荒らしてやるぞ」と恨みの言葉を吐いたと言う。
  その霊をなぐさめ、豊作を祈願するために始まったと言われている。

  江戸時代には、稲の害虫を松明の火で燃やすという直接的な効果を狙って行っていた。科学的な除虫剤がない時代に、虫害はたびたび甚大な被害をもたらし、飢饉をもたらし、特に1732年(享保17年)の虫害は、西日本一帯に広がり、多くの餓死者を出す大飢饉となった。
  ちなみに、伊根地区などは、この飢饉を機に虫害対策として普及したのが、鯨油(クジラアブラ)を水田に撒き、虫を水面に落として油と一緒に流すという方法。
  伊根湾は、鯨の捕獲習慣があって、鯨油は手に入り易く、江戸時代の農学者大蔵永常(オオクラナガツネ)が著した「除蝗録(ジョコウロク)」には、「虫を防除するには、鯨油を最上とす」とあり、鯨油が一番良いとされていた。
  その方法は、まず田の水面に一坪一さじ程度撒いて攪拌(カクハン)し広げ、次に葉に付いた虫を水面に落とし、他の排水口を開けて水と一緒に虫を流すと云うものでした。(一部、京都府丹後郷土資料館展示参照)
  多門院黒部には、昭和28年の台風13号までは、「誘蛾灯」が田んぼの近くにあって,誘蛾灯の下には「受け皿」があって、その中に「コールタール」や「油」が塗ってあり、虫が落ちてくっ付くようになっていたのを思い出します。(「誘蛾灯」当番もあった。)

  「稲の虫送り」は、江戸時代に全国的に広まり、松明は、2〜3mの長さで、枯れた竹を割り、その中に稲わらや種を取った後の乾燥した大根や菜種なの穂先を中に入れ、棕櫚縄(シュロナワ)やわら縄で縛り持ち手を付けたものが多い。当地では、鉦(カネ)を先頭に練り歩くが、他地区は、太鼓や鉦または先の「斉藤別当実盛(サイトウベットウサネモリ)」が馬に乗った姿を模した藁(ワラ)でできた馬に人形を乗せ、先頭を歩き、最後にその藁人形の馬もろとも燃やして「実盛」を供養すると云う所もあるようです。

  今年も稲の害虫が「多い」ようですので、みなさん大声で
     「い〜ねのむ〜し、お〜くろや。ひょうたんたたいて、お〜きの島までお〜くろや。」
と叫んで害虫を追い払いましょう。
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2021年04月16日

4月臨時会の招集と対応について

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 朝のご挨拶を中舞鶴交差点でを行った後、

 本日、まん延防止等重点措置の適用に伴う対策の実施等に向けた議案審議のため4月臨時会が召集されましたので、
京都府議会へと向かいました。

 
 まん延防止等重点措置の適用を受け、(京都市内が中心となりますが)飲食店等に対する営業時間短縮要請の期間を
5月5日まで延長すること等に伴い、新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金を増額するとともに、措置区域である
京都市と連携した飲食店等への見回りの実施に係る経費が必要となることから、161億円の増額補正を行うものです。

 中学・高校生と大学生の陽性者数の推移を見ると、入学式、新学期が始まり、4/5~4/11の期間に増加傾向にあります。
若者の変異株感染は第三波時より倍増していることから、学校や家庭内での対策徹底が求められます。

 京都府では、中学校・高等学校等への要請として(抜粋)
・中学、高等学校等におけるクラブ活動については、原則、自校生で校内のみ、2時間以内、宿泊禁止等、感染防止対策を徹底すること。
・なお、十分な感染対策が講じられている公式大会・発表会等への参加については、主催者による感染予防対策を確認の上、
参加すること。

等が中学、高等学校等へ要請されます。


 引き続き、舞鶴市及び京都北部における影響や様々な世代、各事業所や雇用者の方々等のお声をうかがうべく地域を歩き、
府政に現状を伝え、提案してまいります。


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 待機時間に会派室にて事務仕事等を行っています。
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2021年04月13日

「おはら舞ニュースレター My Wave no.20」を発行いたしました。

「おはら舞ニュースレター My Wave no.20」を発行いたしました。
ぜひ、ご覧いただけると幸いです。

 ・令和3年度予算・令和2年度補正予算について
 ・【新コーナー】地域の取り組みをピックアップ(今回は、世代間交流で防災減災への取組(多門院地区)
   をご紹介します。*地域の取り組みの情報や記事を書いて下さる方を募集しています。
 ・活動報告他
 

(下記をクリックしてご覧ください↓)
Vol20表.pdf

Vol.20 裏.pdf





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2021年04月12日

府議会報告会@和田集会所

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 感染症対策を講じた上で、和田集会所で府議会報告会を開催いたしました。
 令和3年度予算・令和2年度補正予算について、特に舞鶴に関連あるもの現地現場で取り組んでいる子育て(産前産後ケア)や地域要望
について等についてパワーポイントを使って説明いたしました。

 コロナ禍でなかなか開催できなかった報告会ですが、工夫を凝らして地域の方々のご意見をうかがう貴重な機会として
定例会後毎に各地域で開催していく予定です。
 皆さまが感心を持っておられるだろうこと、伝えたいこと等を、もう少し分かりやすく伝える工夫が必要だと感じ、
次回以降、ブラッシュアップできるように手直しや勉強をしています。

 ご出席いただいた方から、
「子供達、子育て中の母親の皆さんが、夢が膨らむように頑張ってください」とコメントをいただきました。
引き続き、取り組んでまいります。


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2021年02月12日

2月定例会の開会と「おはら舞ニュースレター My Wave no.19」の発行

 京都府議会2月定例会が開会しました。
2/12~3/22の39日間です。
コロナ禍における経済対策、ワクチン接種等をはじめ、令和3年度予算について審議します。
withコロナの対応と、これからの新しい時代にどのような社会をつくっていくか、という視点
を持って臨んでいきます。そのためには、原点に戻る。
地域を歩き、人の心に触れ合うことを大切にしていきたいです。


「おはら舞ニュースレター My Wave no.19」を発行いたしました。
ぜひ、ご覧いただけると幸いです。

 12月定例会での代表質問の抜粋、活動報告等。
・雇用の維持と人材の確保
・京都舞鶴港振興について



(下記をクリックしてご覧ください↓)

Vol.19 表-1.pdf

Vol.19 裏.pdf

 
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2020年12月14日

【動画/質問要旨+答弁】京都府議会11月定例会(12月7日) 代表質問をいたしました。


 知事および教育長に代表質問(49分)をいたしました。
12月7日代表質問 全体.jpg


※(↓動画でご覧ください)

https://www.youtube.com/watch?v=4UfMtQNBCT0

1環境への対応と京都舞鶴港振興について
(1)地球温暖化について
(2)再生可能エネルギーの導入について
(3)気候変動と防災・減災対策について
(4)京都舞鶴港振興について
2不登校児童生徒の支援と教員の養成等について
(1)不登校児童生徒の支援について
(2)教員の養成、採用・研修について
3雇用の維持と人材の確保について
4全ての女性が輝く社会の実現について
(1)産前産後の母子の支援について
(2)女性の健康と女性特有の医療ニーズについて

※(↓質問要旨と答弁をご覧ください)

(質問要旨)

1 11月補正予算案について

今回の補正予算案は、長引くコロナ禍において、年末年始のこども・ひとり親家庭支援として、生活不安等の解消に向けた相談窓口を毎日開設するなど、厳しい状況に置かれた方々に寄り添った内容となっている。また、感染拡大防止と経済の回復を両立させるべく、病床の確保やコロナ禍で失業した者の再就職支援、中小企業支援のための緊急応援補助金の予算増額など、時宜にかなったきめ細やかな内容であり高く評価する。                 


2 環境への対応と京都舞鶴港振興について

環境への対応と京都舞鶴港振興に関し、次の諸点について、知事の所見を伺いたい。

(1)1997年に開催されたCOP3において京都議定書が採択されてから20年以上が経過し、法整備や様々な取組が進んできたが、豪雨災害、土砂災害等が激甚化、頻発化する中、国においては2050年までに国内の温室効果ガス排出量を実質ゼロにすることを宣言したが、次の諸点について、所見を伺いたい。

@ 今年度は平成23年に施行された現行の「京都府地球温暖化対策条例」における当面の目標の達成年度であり、1990年度比で25%の温室効果ガス排出量の削減を目指したが、目標の達成度合いの評価と取組の中で見えた課題はどうか。

A 知事は、本年2月に開催された「KYOTO地球環境の殿堂」の式典挨拶の中で、「2050年に温室効果ガス排出量の実質ゼロ」を目指すことを宣言し、今定例会に地球温暖化対策に関する条例改正などを提案しているが、知事の意気込みと目標達成のための具体的方策はどうか。
(2)国連によれば全世界の6割に相当する120箇国が2050年の温室効果ガス排出量ゼロの目標を掲げており、コロナ危機後の経済は、「グリーンリカバリー(緑の復興)」による回復でなければならないと欧州を中心に議論が始まっている。具体的な計画づくりで先行するのは欧州と中国であり、再生可能エネルギーや省エネの拡大、グリーン投資や水素社会の実現に舵を切り、世界は脱炭素技術をめぐる大競走時代と言われる中、次の諸点について、所見を伺いたい。

@ 我が国でも、コロナ対策と長期的な気候危機への対策を経済成長のエンジンと捉え、予算措置・税制改正等で再生可能エネルギー拡大につながる技術革新や「グリーン投資」を支援し、成長分野への育成を目指すとの表明があったが、POSTコロナ時代において脱炭素社会の実現を目指すに当たり、気候危機の解決に向けて貢献するグリーンリカバリーや、環境と経済の両立について、本府としてどのように考えているのか。

A 知事は、昨年10月に策定した京都府総合計画について、新型コロナウイルス感染症の影響を点検し、年内に中間的とりまとめを行うよう指示した。「脱炭素社会へのチャレンジ」の中で20年後に実現したい姿として、「温室効果ガス排出実質ゼロへの挑戦」等を掲げているが、コロナ禍を経て、グリーン
リカバリー、グリーン投資等が加速化する世界的潮流や、「2050年に温室効
果ガス排出量の実質ゼロ」を目標に掲げたことにより、踏み込んだ総合計画の見直しが必要と考えるがどうか。



(答弁)
小原議員におかれましては、ただいまは会派を代表されまして、今回の補正予算案に対しまして高い評価をいただき、厚くお礼を申し上げます。
地球温暖化対策についてでございます。
京都府におきましては、全国に先駆けて策定した京都府地球温暖化対策条例などに基づき、大規模事業者に対する削減目標に応じた排出削減対策の要請や、中小事業者や府民に対する省エネ機器等の導入支援、意識啓発など、様々な施策を展開してまいりました。
 その結果、府内の温室効果ガス排出量は、2018年度実績では1990年度比で16.4%の削減となっておりますが、2020年度25%削減の目標達成については厳しい状況にあると考えております。
排出量の削減状況を部門別にみますと、産業部門と運輸部門は2018年度時点で2020年度目標に到達している一方、家庭部門と業務部門は目標に到達しておらず、家庭・業務部門への対策を強めていく必要があると考えております。
加えて、二酸化炭素より温室効果の高い「代替フロン」の排出量が年々増加していることにも、対応していく必要があると考えております。
「2050年温室効果ガス排出量実質ゼロ」の実現に向けましては、できるだけ早期に排出削減を進める必要があることから、まずは、2030年度に2013年度比で40%以上削減することとして、この10年間、温室効果ガスを排出するあらゆる部門で地球温暖化対策に集中的に取り組んでいきたいと考えております。
具体的には、産業・業務部門については、大規模事業者に対する排出削減対策の強化や、建築物に対する再エネ設備の導入義務の強化、中小規模の事業者に対する省エネ・再エネ設備の導入支援などに努めてまいります。
運輸部門につきましては、電気自動車の普及拡大策の推進や、宅配等の再配達の削減などの物流の効率化を進めてまいります。
家庭部門につきましては、住宅への太陽光発電と蓄電池の一体的な導入への支援などに努めるとともに、地球温暖化防止活動推進員による啓発活動により、省エネ意識の向上なども図ってまいります。
更に、「代替フロン」につきましては、業務用冷凍空調機器等の使用者に対するフロンの漏洩防止措置の徹底や、ノンフロン機器の利用促進などにより、対策の強化を図ってまいります。
これらの取組につきましては、府民や事業者、関係団体の皆様と連携・協働しながら、オール京都で推進し、脱炭素社会の実現を目指してまいりたいと考えております。
次に、グリーンリカバリーや環境と経済の両立についてでございます。
議員ご紹介のとおり、国においては、グリーン社会の実現に最大限注力し、カーボンリサイクルをはじめとする革新的なイノベーションの創出や、環境分野における規制・税制改革、グリーン投資の普及などに取り組むこととされております。 
WITHコロナ・POSTコロナ社会におきましては、コロナ以前の社会に単に戻るのではなく、気候変動にも耐えうる持続可能で強靱な社会経済システムへの変革が必要でございます。
そのためには、環境と経済、社会の好循環を創出し、「脱炭素社会への移行」と「経済再生」を同時に達成する必要があり、いわゆる「グリーンリカバリー」は、その達成を図る上で、重要な理念だと考えております。
このため、京都府といたしましては、「グリーンリカバリー」の理念も踏まえながら、国の取組とも積極的に連携をし、エネルギーの地産地消などの環境施策や新たな技術開発などの産業施策を推進し、目標の達成に向けて地球温暖化対策を進めてまいりたいと考えております。
また、京都府総合計画についてでありますが、総合計画の将来構想や、分野別基本施策に掲げる20年後に実現したい姿につきましては、POSTコロナ社会においても大きく変わるものではないと考えております。
一方、4年間の対応方向や具体方策等につきましては、新型コロナウイルス感染症によって、どのような影響がでるのか検証・点検をしているところであり、環境分野におきましても、コロナを契機として脱炭素への機運が一層高まっていることなどを踏まえ、WITHコロナ・POSTコロナ社会を見据えた戦略を検討しております。
いずれにいたしましても、2050年温室効果ガス排出量実質ゼロの実現に向けましては、今議会に提案しております次期「京都府環境基本計画」や「京都府地球温暖化対策条例」等に基づき、環境と経済・社会の好循環の創出を図りながら、対策を講じてまいりたいと考えております。



(質問要旨)


(3)本府では、「京都府再生可能エネルギーの導入等の促進に関する条例」に基づいて、再生可能エネルギーの導入が進められ、本年度末までに府内の総電力需要量のうち12%を再生可能エネルギーとすることを目標とする中、昨年度末の進捗状況は9.4%に止まっており、更なる導入が必要と考えるが、現段階まで
の府内の導入実績を踏まえた課題はどうか。また、今後の目標達成に向けた導
入・利用促進のための取組や方針はどうか。


(答弁)
 次に、再生可能エネルギーの導入等についてでございます。
再生可能エネルギーの導入等を拡大することは、温室効果ガス排出抑制を図る上で重要であるだけではなく、府民が安心・安全に利用することができるエネルギーの安定的な確保においても非常に重要であると考えております。
京都府では、「再生可能エネルギーの導入等促進プラン」におきまして、府内の総電力需要に対し再生可能エネルギーが占める割合(再エネ導入割合)を2020年度に12%にするという目標を掲げ、その達成に向け、バイオマス発電や太陽光発電などの導入を進めてまいりました。
具体的な取組成果といたしましては、バイオマス発電に関しては、発電所立地補助制度を設けることにより、舞鶴市に木質バイオマス発電所を誘致することができました。
また、太陽光発電につきましては、市町村と連携して家庭への太陽光発電と蓄電池の同時設置に対する補助制度を創設し、1800件を超える導入が実現をいたしました。                
その結果、プラン策定前の平成26年度には6.5%であった再エネ導入割合が、令和元年度には9.4%まで拡大をいたしましたが、太陽光発電の導入が計画どおり進んでいないことから、目標の12%達成は難しい状況となっております。
課題といたしましては、住宅用太陽光発電は初期投資の負担が大きいため普及が進まないことや、FITの買取価格の低下により大規模な太陽光発電の立地が期待できないことなどが挙げられます。
したがって、現在検討中の新しいプランや、今議会で改正を提案しております「京都府再生可能エネルギーの導入等の促進に関する条例」において、太陽光発電では、居住者が初期投資なしで住宅に設置できる屋根貸し方式の促進や、工場などの事業用建築物における再エネ導入義務量の引き上げなどを盛り込んでいるところでございます。
更に、府内では風力発電の導入可能性は低いと考えてきましたが、技術革新によりポテンシャルが高まっており、他の再生可能エネルギーを活用した発電とともに、府内への誘致に取り組んで行く必要があります。
また、再エネ利用促進の面からも、家庭や小規模事業者による再エネ電力の共同購入の促進などに取り組んでまいります。
今後とも、2030年度の温室効果ガス排出量40%削減の目標の達成に向けまして、施策を強化してまいりたいと考えております。


(質問要旨)


(4)気候変動の影響を踏まえた計画の見直しや対策が求められる中、防災・減災対策はハード・ソフト両面で進めることが重要であり、頻発する災害から府民の生命を守るためには、住民が居住地域で想定し得る脅威を正確に知り、日頃から災害に備える事が重要と考えるが、ソフト分野において、これまでの災害に係る防災・減災対策の課題や検証を踏まえ、学校や地域における防災教育や地域防災力強化をどのように進めてきたのか。また、今後の取組や展望はどうか。



(答弁)
 次に、学校や地域における防災教育と地域防災力強化についてでございます。
阪神淡路大震災や東日本大震災、近年の想定を超えた風水害の頻発化などにより、自らの地域の危険度をあらかじめ把握し、災害発生時には、速やかに情報を得た上で、地域や学校などコミュニティーの中で、人と人との助け合いによって命を守る取組の重要性が高まっております。
このため、京都府では、地域の危険度を理解いただくための取組として、浸水想定区域図などの作成・普及をはじめ、総合防災情報システムによる災害状況の見える化などを進めてまいりました。
これらの情報を地域の避難行動に移していただくため、昨年度からは、自主防災組織等を対象に、災害時の避難を呼びかける人材養成研修を開始し、今年度からは、タイムラインなどを活用した実践的な避難訓練に取り組んでおり、去る11月22日に舞鶴市の京口(きょうぐち)地区で要配慮者の方を含む住民避難訓練を行ったところでございます。          
 こうした地域防災力強化の取組に加え、学校や地域における防災教育や防災学習についても、府内各地で行われております。
まず、学校におきましては、避難所での宿泊体験や防災マップの作成、保護者への引き渡し訓練などのほか、府立舞鶴支援学校における、体育館を地域の避難所に見立てた災害時想定給食の実施など、様々な防災教育が行われております。           
 また、地域社会においては、
・京丹波町での、地域住民と大学生による、地域の危険箇所を確認するフィールドワークを通じた高齢者向けの防災情報の提供
・木津川市での、郷土の災害史に関する講座の開催
など、地域の特徴をいかした防災学習が進められ、京都府の地域交響プロジェクトで支援をしております。
 今後とも、これらの取組が継続されるよう、研修や訓練に係る専門家の派遣や職員による助言などの支援を行うとともに、今後発生する災害を常に検証し教訓としながら、防災教育や防災学習の充実と地域防災力の強化に努めてまいりたいと考えております。


(質問要旨)


(5)京都舞鶴港は、総合計画において対岸交流のゲートウェイや北部物流拠点として位置づけられているが、次の諸点について、所見を伺いたい。

@ 舞鶴市や京都舞鶴港振興会等との強い連携の下、積極的なポートセールスやセミナー等により新たな貨物を獲得し、京都舞鶴港が環日本海大交流を目指した関西経済圏のゲートウェイとしての機能を果たすことを期待するが、韓国航路の増、日韓露国際フェリー就航における新たな貨物獲得の戦略と今後の展望はどうか。


(答弁) 
 次に、京都舞鶴港における新たな貨物獲得の戦略と今後の展望についてでございます。
新たな貨物の獲得には、まず、荷主等に対し、港の利便性や機能向上を広くアピールすることが重要と考えており、これまで、年間1,000件を超える企業訪問やセミナー等のポートセールスに取り組んでまいりました。さらに、港の利便性を一層高めるため、船社に対し、航路開設等を働きかけてまいりました。
そのような中、韓国航路につきましては、京都舞鶴港に就航する2つの船社に共同配船をお願いし、平成29年に実現したことから、当年の取扱貨物量は対前年比で約20%増加をいたしました。その後、昨年11月には、韓国向けの定期コンテナ航路が1便増加し、航路の充実が図られてきております。             
また、日韓露国際フェリー航路は、コンテナ航路と比べて、取扱貨物の多様性、速達性、定時性といった強みがあり、これまで、航路の直行化を船社等に働きかけてきた結果、今年9月に韓国からの直行航路の就航が実現をいたしました。
これらの成果を受け、まず、コンテナ航路については、特に、これまで便数が少ないことを理由に京都舞鶴港を利用していなかった企業に対して利用を働きかけてまいります。さらに、大規模災害時における太平洋側の代替港として、阪神圏、中京圏の企業に対し、常日頃からの利用を引き続き提案してまいります。
また、フェリー航路につきましては、新規就航をPRするため、荷主等に対して寄港する浦(ぽ)項(はん)迎(よん)日(いる)湾港(わんこう)の施設や補助制度等を紹介するオンラインセミナーを11月10日に開催したところでございます。今後は、小口の貨物や生鮮食品等の輸出入を取り扱う企業とともに、セミナー後のアンケートで利用を検討したいと回答した企業に対しても新たな利用を働きかけてまいりたいと考えております。                   
引き続き、これらのポートセールス活動により、企業ニーズの把握や潜在貨物の掘り起こしに努め、京都舞鶴港の取扱貨物量の増加を図ってまいりたいと考えております。


(質問要旨)
A 京都舞鶴港国際ふ頭の受入能力が限界に近づく中、物流機能の更なる強化のため、取扱貨物の集約、物流の効率化及びコンテナ船やバルク船の複数船舶同時着岸に対応できるような第2バースの早期事業着手や臨港道路上安久線の発生残土を活用した第U期整備について、どのように考えているのか。



(答弁)
次に、舞鶴国際ふ頭の物流機能の強化についてでございます。
 舞鶴国際ふ頭は、近畿地方の日本海側物流拠点として重要な役割を担っております。
コンテナ取扱量はこの10年で約4倍に増加し、舞鶴国際ふ頭の限界取扱能力に近づきつつあり、当面未利用地も活用して対応することとしております。
さらに、幹線道路網の整備等による利便性の向上などから、京都舞鶴港の需要は今後も高まると考えております。こうした貨物需要の増加に応え、更なる航路の増加や船舶の大型化に対応するためには、貨物ヤードの拡張と岸壁整備を着実に進める必要があると考えております。
現在、京都府では舞鶴国際ふ頭U期整備の着手に向けて、土質調査や構造物の設計、埋立免許申請の手続等を進めており、国が事業を進める臨港(りんこう)道路(どうろ)上安(かみあ)久(ぐ)線(せん)の残土を活用しながら整備に取り組んでまいりたいと考えております。                   
また、国が整備を行う第2バースにつきましては、同時着岸できる船舶数(せんぱくすう)を増加させ、効率的な荷役を行うために重要な施設でございます。
今年7月に設立した「京都舞鶴港振興促進協議会」においても、港湾利用企業や経済団体から、早期整備を望む声が多数寄せられたところであり、来年度に事業着手するよう、私からも直接、国土交通大臣に強く要望しているところでございます。              
京都舞鶴港が地理的優位性を活かし、関西圏唯一の日本海側ゲートウェイの役割を存分に果たせるよう、今後とも、積極的なポートセールス活動とともに、企業ニーズに即した港湾施設整備に取り組んでまいりたいと考えております。


(質問要旨)
3 不登校児童生徒の支援と教員の養成等について

不登校児童生徒の支援と教員の養成等に関し、次の諸点について、所見を伺いたい。(教 育 長)

(1)平成28年に「教育機会確保法」が施行され、不登校児童生徒への支援について、「学校に登校する」という結果のみを目標にするのではなく、児童生徒が自らの進路を主体的に捉えて社会的に自立することを目指す必要があるとされる中、府内おいては、小・中学校の不登校児童生徒数は8年連続で増加しているが、その現状と課題はどうか。また、フリースクールや市町村との連携や伴走支援の状況、更には、本府の支援強化策はどうか。

(2)府教育委員会は、平成19年度に策定した「『教師力』向上のための指針」において、「求められる京都府の教員像」を示し、平成30年3月に改定するとともに、同月に「京都府教員等の資質能力の向上に関する指標」を策定した。現在、新しい「京都府教育振興プラン」の検討が進む中、子どもたちを取り巻く教育環境の急激な変化を踏まえ、本府の目指す教員像についてどのように考えているのか。また、教員の養成から採用、研修における本府ならではの教員の資質能力の向上等の取組はどうか。




(教育長答弁)
 小原議員の御質問にお答えいたします。
 不登校児童生徒への支援についてでありますが、京都府における千人当たりの不登校児童生徒数は、令和元年度では小学校で7.7人、中学校で36.3人であり、この10年で最も少ない平成23年度に比べ、小学校で約2.8倍、中学校で約1.4倍となり、特に小学校での増加が顕著となっております。
こうした現状や、いわゆる教育機会確保法の趣旨を踏まえ、学校への復帰のみを目標にするのではなく、すべての児童生徒の社会的自立を目指した取組の推進が重要であることから、市町教育委員会やフリースクールとも連携し、児童生徒一人一人に合った多様な学びの場を用意することが課題であります。
そのため、各市町が設置する教育支援センターを不登校児童生徒支援の中核的な拠点に位置づけ、その機能の充実を図るために、昨年度より、教育支援センターにスクールカウンセラー等を配置する取組を開始いたしました。
この取組では、家から出られなかった児童生徒が、教育支援センターに配置したスクールカウンセラーの家庭訪問により、外部との接点を持ち外に出られるようになるなど、機能充実の成果が表れつつあると考えております。
 また、市町教育委員会と連携し、学校復帰や希望進路の実現に向け、学校と連携した教育活動や在籍する学校での学習評価に必要な情報提供を行う京都府の認定フリースクールへの支援も実施しているところでございます。

先月には、教育支援センターを設置する市町教育委員会、認定フリースクール、ひきこもり支援策を進める健康福祉部との連絡会議を開催し、それぞれの実践報告や地域別の交流協議等を通じて、社会的自立を目指した取組を共有し、相互の関係構築を進めております。
 こうした学校以外の場における支援に加え、もとより重要である学校における支援の充実のため、不登校の未然防止から不登校児童生徒への対応までを示すとともに、教育支援センターやフリースクールとの連携も取り上げたハンドブックを本年に作成し、全教職員に配布いたしました。
 今後、研修会等あらゆる機会を通じてその活用が図られるよう、市町教育委員会への指導助言に努めるとともに、GIGAスクール構想により整備される1人1台の端末も活用しながら、例えば、デジタル教材を活用した学習支援など、不登校児童生徒への多様な学びの機会の提供に一層取り組んで参ります。       
次に教員の資質能力の向上についてでありますが、教員は児童生徒の人格形成に関わる重要な職責を担う専門職であり、時代の背景や要請を踏まえつつ、自らが児童生徒の道しるべとなるべく、常にその資質能力の向上が求められるものであります。
そのため、平成30年に「求められる教員像」を改定し、その中で掲げた必要な5つの力、気付く力・伸ばす力・挑戦する力・つながる力・展望する力が非常に重要との認識のもと、教員の養成・採用・育成の各段階において、様々な人材育成の取組を行っております。
まず、養成段階においては大学生を対象に「教師力養成講座」等を実施し、学校現場での実践的な実習を通して即戦力となる人材を育成しており、採用段階においては、1次試験から面接を導入するとともに、企業やPTAの方を面接官に加えるなど、より人物重視の選考を行っております。
また、教員研修においては、学習指導に係る研修の他、教育相談やコミュニケーションといった児童生徒の内面を理解し、子どもに向き合う対応力を向上させる研修も盛り込むなど、キャリアステージに応じ、幅広い内容を実施しております。
今後は、急速な教育環境の変化に対応するため、教員にはICTを効果的に活用しながら、学校以外の様々な機関や民間企業、地域の人材等と連携し、子ども一人一人の能力や適性等に応じた教育を推進することができるよう時代の変化に対応できる資質能力の向上に取り組んで参りたいと考えております。

(質問要旨)
4 雇用の維持と人材の確保について

新型コロナウイルス感染症の影響により本府の有効求人倍率は平成31年4月の1.62倍から本年10月の1.01倍まで大きく低下し、これはリーマンショック時に比べても落ち込みが急激であるが、新型コロナウイルス感染症の雇用への影響について、来年以降の雇用情勢や影響をどのように認識しているのか。また、雇用の維持と人材の確保に係る本府の対策とPOSTコロナを見据えた中長期的な雇用政策の展望について、知事の所見を伺いたい。



(答弁)
雇用対策についてであります。
新型コロナウイルス感染症の拡大により、府内中小企業に大きな影響が出ている中、企業の雇用維持と事業継続を図ることが何よりも重要であると考えております。
このため、中小企業の雇用維持につきましては、雇用調整助成金の迅速な支給に向けた伴走支援や、新型コロナウイルス感染症の影響による離職者等を採用した企業に対する補助金等により支援を行っております。
また、事業継続については、無利子・無担保・無保証料の融資制度、さらには、WITHコロナ社会への対応を進めていただく事業再出発支援補助金等により支援を行っております。
議員御紹介のとおり、京都府における10月の有効求人倍率は1.01倍と、本年3月以降急速に低下をしております。
また、観光関連産業をはじめ多くの企業から、来年以降も影響が続けば雇用の維持が難しくなるなどの声をお聞きしており、雇用情勢はさらに厳しい局面を迎えるのではないかと考えております。                    
 そのため、雇用維持対策として大きな役割を果たしている、雇用調整助成金の特例措置を1月以降も延長するよう国に対して要望を行った結果、2月末までの延長が実現をいたしました。        
また、「京都未来塾事業」において、解雇・雇い止めなどを受けた方を対象に、一定期間雇用して訓練を実施しており、現在200名の方が取り組んでおられます。
まだ訓練の途中でありますが、訓練修了を待たず、15名の就職が実現するなど成果も出てきておりますので、更に制度を充実し、2月以降も支援を途切れさせることなく、年度をまたいで執行できるよう必要な予算を今議会に提案しているところであります。 
さらに、京都ジョブパークにおいて、早期離職者や就職氷河期世代の方などを対象に、スキルアップ研修から、インターンシップや企業面接会を経て、就職まで繋げるプログラムも引き続き実施をしてまいります。
加えて、今後就職活動を控えた3回生以下の学生の78%が、今後の就職活動に不安を感じているため、在校中の早い時期から、職業観を醸成し、就職活動の知識を習得していただくとともに、中小企業にとっては学生を積極的に採用できる環境にあることから、学生の京都企業への就職を促進するなど、第2の就職氷河期世代を作ることがないよう最大限努力をしてまいりたいと考えております。
次に、POSTコロナ社会を見据えた中長期的な雇用対策についてであります。
新型コロナウイルス感染症が終息し経済が回復すると少子・高齢化という構造的な問題が表面化し、再び人手不足の時代が到来することが予想されます。
そこで、コロナ禍でも成長が見込まれる医療・介護関連分野や、AI・IoT関連分野、AR・VR等の最先端技術による映像コンテンツ分野等で活躍できる専門性を持った人材を育成したいと考えております。
さらに、中高年齢者の円滑な労働移動を促進するためのリカレント教育と就業支援を行う「生涯現役クリエイティブセンター(仮称)」を創設するなど、誰もが生涯にわたって社会参加ができ、充実した生活ができる、働きやすい社会づくりを進めてまいります。                               
今後、国の令和3年度当初予算や令和2年度第3次補正予算が編成されることから、国の施策とも連携しながら、WITHコロナ社会における雇用維持のための緊急対策を実施するとともに、POSTコロナ社会を見据えた人材育成をはじめとする中長期的な対策も講じることにより、短期・中長期の両面から、総合的な雇用対策を講じてまいりたいと考えております。

(質問要旨)
5 全ての女性が輝く社会の実現について

全ての女性が輝く社会の実現に関し、次の諸点について、知事の所見を伺いたい。

(1)「子育て環境日本一」を目指すためには、「幸せな子育ては、幸せな妊娠・出産・産後から」という本気の切れ目のない支援が必要であり、不安とストレスを抱えがちな妊産婦の心身両面へのサポートがコロナ禍の中で一層求められていると考えるが、産前産後の母子への支援における現状の課題はどうか。また、母親の孤立を解消し、安心できる妊娠・出産・産後をサポートするための本府の役割と取組はどうか。


(答弁)
 次に、産前産後の母子支援についてでございます。
 少子化や核家族化の進行、地域のつながりの希薄化に伴い、気軽に相談できる人が周囲におらず、育児に対する不安を抱える親御さんが増えていることから、社会全体で妊娠・出産から子育てまでを切れ目なく支援する重要性が高まっていると考えております。
 このため、京都府では、「きょうと子育てピアサポートセンター」において、母子保健と子育て支援をワンストップで取り組む「子育て世代包括支援センター」の立ち上げ・運営支援や、妊産婦のニーズや状況に応じたケアプランを作成する「産前・産後ケア専門員」の養成などの取組みを進め、市町村と一体となり、支援体制を整えてまいりました。

 しかしながら、コロナ禍においては、出産前の両親教室や子育てひろばが中止されるなど、人との関わりが制限され、これまで以上に、妊産婦が孤立し心身ともに不安や負担を感じることが懸念されております。
こうした中、京都府といたしましては、市町村との連携をより強め、初産の方や、里帰りができなかった方、多胎児を出産された方など、出産・子育ての不安を抱えやすい方を中心に、妊娠早期から、悩みや負担の内容を継続的に把握し、心身の不調につなげないよう産前産後の包括支援を一層強化する必要があると考えております。
具体的には、市町村と連携し妊産婦のケアプラン作成の対象を拡大し、定期的な点検を行うとともに、オンラインの活用や感染防止策の徹底等により、両親教室や子育てひろば、産前・産後の訪問支援など、コロナ禍においてもケアプランに基づく必要な支援が継続して提供できるようにいたします。
特に、産後の支援につきましては、コロナ禍により産後うつの危険性が高まっていることや、令和3年4月1日から母子保健法の改正により産後ケア事業の対象が産後4箇月から1年に延長されること等を踏まえまして、受け皿となる施設の拡大とともに、心身の疲労を抱える方の更なる利用促進を進めてまいります。
 これらの妊産婦支援策の充実をはじめ、子育てに優しい風土づくりや子育てしやすい地域・まちづくりを進め、妊産婦の方に寄り添った支援を行うことで、京都で子育てしてよかったと思える「子育て環境日本一」の京都府づくりを進めてまいりたいと考えております。


(質問要旨)
(2)女性が能力や個性を発揮して活躍するには、生涯を通じた健康の維持が必要不可欠と考える。国立がん研究センターの報告では、25歳から39歳までのがん患者の約70%は女性で、25歳以降のがん患者の増加原因は、乳がんと子宮頸がんであり、こうした女性特有の病気の定期的な検診による早期発見や、がん治療と仕事・育児等の両立支援が必要と考えるがどうか。



(答弁)
次に、女性の生涯を通じた健康の維持についてでございます。
女性の社会参加が進む中、誰もがいくつになってもいきいきと活躍するためには、何よりもまず、健康な状態であることが大切でございます。京都府では府民の死亡原因第1位であるがんの予防、早期発見、医療提供体制の整備、患者への相談支援等に総合的に取り組んでいるところでございます。
女性特有の乳がん、子宮頸がんにつきましては、京都府では、25歳から39歳で罹患される方が多く、早期発見で90%以上が治癒するとのデータがある一方で、がん検診の受診率は、約40%程度と全国に比べて低く、受診率向上が課題となっております。
未受診の理由を調査いたしましたところ、申込方法を知らないこと、時間がないことなどが挙げられておりますことから、これまでに、受診を促すWEB広告の表示や、居住地以外の市町村での乳がん検診の実施などに取り組み、徐々にではありますが受診率が向上してきたところでございます。
 近年、がん医療の進歩によりまして、入院期間が短くなるとともに、日常生活を送りながら治療と仕事・育児等を行うことが可能となってきております。しかしながら、がんと診断を受けた際に仕事を辞めてしまう方や、治療を続けながらの育児に不安を抱える方がいらっしゃるなど、治療と仕事・育児等の両立が課題となっています。                                 
このため京都府では、がん総合相談支援センターで不安や悩みを丁寧にお聞きするとともに、がん診療拠点病院でハローワークの職員による出張就労相談や、通院時に利用できる子ども一時預かりサービスを提供する市町村への補助事業などを実施しているところでございます。                                           
 今後さらに、女性が能力や個性を発揮して活躍できる社会の実現を目指し、がん検診の受診率向上による早期発見、また、治療と仕事・育児等が両立できる環境づくりに向けて、より一層の取組を進めてまいりたいと考えております。


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 長文をお読み下さり、有難うございましたm(..)m
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2020年10月26日

【お知らせ】10/27 13時〜17時 決算特別委員会にて質問します!

10月27日(火)13〜17時
京都府議会決算特別委員会 総括質疑にて
質問いたします。
※KBS京都 テレビにて放映されますので
ご覧ください。
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2020年07月27日

「おはら舞ニュースレター My Wave no.15」

「おはら舞ニュースレター My Wave no.15」です。
ぜひ、ご覧いただけると幸いです。

 6月定例会(6/11〜6/30)での一般質問の抜粋、活動報告等。
・POSTコロナを見据えた地方創生について
・安心して子どもを産み育てられる環境づくりについて


(下記をクリックしてご覧ください↓)
 
0720oharamai_no15_A.pdf

GetFileAttachment.pdf
 
 
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2020年07月10日

令和2年 京都府議会6月定例会 一般質問(質問要約と答弁)


1 POSTコロナを見据えた地方創生について

(1)新型コロナウイルス収束後の社会は、単純にコロナ前に戻ることはできず、むしろ何を守り、何を変えていくのかを考える過程で、従来からの課題を抜本的に解決できる機会であり、一層、地方の役割を重視し、強化する必要があると考える。新たな時代における地方の役割、また、今後の国と地方のあり方や地方分権についてどのように考えているのか。


(答弁 西脇知事)
小原議員の御質問にお答えいたします。
新たな時代における地方分権等についてでございます。
平成12年4月に施行された地方分権一括法により、国と地方は「対等・協力」の関係へと変わり、その後、地方に対する義務付け・枠付けの見直しや、国から地方への事務・権限の移譲が進むことで、地域の実情を踏まえた対応ができる環境が徐々に整ってまいりました。
さらに、平成23年に国と地方の協議の場が法制化され、国の政策決定に地方が参画する仕組みが設けられたほか、平成26年からは、地方の発意に基づく提案募集方式が導入され、国主導の分権改革から、地方発意の分権改革へと、軸足を移しつつあります。
近年、人口減少・少子高齢化の本格化や生産年齢人口の減少、自然災害の激甚化・頻発化、そして国際情勢のめまぐるしい変化など、我が国を取り巻く課題が多様化・複雑化しております。
また議員御指摘のように、新型コロナウイルスの感染拡大の結果、東京など大都市における過度な人口集中が抱えるリスクが明らかになるとともに、テレワークやオンライン授業など時間や場所を問わない活動が広がりを見せており、東京一極集中の是正や、都市から地方への分散の機運が高まっていると言われております。
こうした社会変化や新たなニーズを踏まえて、地域創生を図っていくため、地方公共団体の機能強化と地方分権をさらに進めていくことが必要となっております。
また、今回の感染症対策におきましては、施設の使用停止等の要請などの権限が都道府県知事に付与されているものの、当初、国との役割分担や責任の所在が必ずしも明確でなく、また事業者支援などを行う財源が不十分で、緊急時であったとはいえ、その実効性に課題を残したところでございます。
こうした経験を踏まえますと、POSTコロナの新たな時代においては、改めて、国と地方の役割分担の一層の明確化、地方一般財源総額の充実・確保、「国と地方の協議の場」への分野別分科会の設置といった国と地方が実質的に協議を行える仕組みの強化などを実現していくことが、これまで以上に求められていることを実感しておりまして、引き続き、全国知事会等も通じて、新たな時代にふさわしい分権型社会の構築に向けて取り組んでまいりたいと考えております。       
 その他の御質問につきましては、関係理事者から答弁をさせていただきます。





(2)「海の京都」の事業や取組をきっかけに、平成27年4月に設置された北部地域5市2町による「京都府北部地域連携都市圏形成推進協議会」の取組は、近接した各市町が地域の得意分野を発揮して役割分担を決め、相互連携していく全国に先駆けた取組と言えるが、発足から5年が経過した府北部地域連携都市圏のこれまでの効果と今後の課題や方向性についてどのように考えているのか。  


(答弁)
京都府北部地域連携都市圏についてでございます。
小原議員御指摘のとおり、地方から発生した自主的・自立的な取組を支援することが地方創生や、地方分権につながると考えております。
北部地域連携都市圏につきましては、北部の5市2町が各地域の強みや個性を活かしながら、役割分担と機能強化を図ること等により、北部地域の創生を目指すこととして、平成27年に一つの都市圏形成に向けて取り組むことを宣言され、ビジョンを策定し、施策展開を図ってこられました。              
これまでの具体的な取組といたしまして、京都府や地元経済団体等と海の京都DMOを設立され、広域観光を戦略的に展開されております。
その結果、設立前の平成25年と令和元年の比較では、観光入込客が約872万人から約1,026万人へと約1.2倍となり、とりわけ外国人宿泊者数は約1万6千人から約7万9千人へと約5倍になるなど実績を上げております。
また、平成30年度から図書館の相互利用を開始し、2年間で延べ2万6千人以上の住民が他の市や町の図書館を利用されたほか、消防指令センターの共同運用の実現に向けて合意されるなど、連携の取組が進展しているところでございます。
京都府では、京都縦貫自動車道などの高速道路ネットワークや京都舞鶴港の整備等に加え、平成27年度から5年間で地方創生交付金を総額約8億6千万円確保するなど、連携都市圏の取組成果が出るよう支援してまいりました。
一方で、連携都市圏の現行ビジョンの基本方針に掲げられております「選択と集中」、「連携と分担」というコンセプトにより、観光、産業、教育、医療、交通等の連携施策が進められておりますが、取組が進んだ分野もあるものの、奨学金制度の検討を通じました地域の担い手確保のプロジェクトなど、引き続き重点的に取り組まなければならない分野も残されており、こうしたところをしっかりと進めていくことが課題と考えております。
京都府といたしましては、北部地域が一つの経済・生活圏を形成し、持続可能な地域社会を創生していくことは、府域の均衡ある発展を実現していく上からも、大変重要と考えておりますことから、次期ビジョンの策定及びこれに基づく施策展開を通じまして、相互連携と役割分担をさらに進め、連携都市圏の具体的な成果が上げられるよう、交通基盤の整備や地方創生交付金の確保等、支援してまいります。




(3)新型コロナウイルスの感染拡大の前後で、飲食業をはじめ緊急事態宣言により休業要請を受ける業種と、医療や物流の現場等で人手不足となっている業種とに分かれるなど、産業のあり方の変化が予想される中、産業構造の変化による人手不足対策に関し、次の諸点について、所見を伺いたい。


 @ 5月14日に開催された「京都労働経済活力会議」において、新型コロナウイルス感染症の影響による失職者や一時的休業者の雇用の受け皿として「京都版ニューディール事業」(仮称)に取り組むことが確認された。人材余剰の業界と人材不足の業界がある中、行政主導で、時限的にその過不足をマッチングする取組をどのように進めていくのか。

 A 自治体が休業中の観光人材を農業現場とマッチングするなど従業員シェアの取組が広がっていると聞く。労働者も学生も通常の活動ができない中、自然に触れる体験をすることにより、新たな価値観に気付き、様々な発見をする機会となる可能性がある。こうした取組が、求職者の仕事の獲得、日本の自給自足体制の確立、担い手不足と悩んできた地方の課題解決という三方良しになることを期待するが、POSTコロナの産業構造の変化を見据え、本府として中長期的にどのように人手不足対策に取り組むのか。


(答弁)
 産業構造の変化と人手不足対策についてであります。
新型コロナウイルス感染症の影響を受ける中でも、雇用を維持するため、あらゆる施策を活用して、中小企業の経営が継続されるよう全力を挙げて支援をしているところであります。
加えて、市場が急激に縮小した伝統産業では、いわば京都版ニューディール事業の一環といたしまして、新作の工芸品の購入支援を行い、伝統産業従事者の仕事づくりを支援しております。           
また、解雇された方々に対しては、雇用しながら、研修と企業実習を実施、スキルの向上を図りながら正規雇用につなげる京都未来塾事業を今議会に提案しているところでございます。
 さらに、短期間の緊急的な対応といたしまして、京都府では、一時的にお仕事がなくなっているツアーコンダクターの方に観光事業者を訪問いただき、支援制度の紹介などをいただく業務を委託しております。民間企業でも飲食や旅客運送、レジャー産業などで働く方々を、在籍のまま、人手不足業界へ派遣し、助け合う動きも一部で見られております。
こうした取組は、経営環境が改善すれば元の職場に戻るメリットがございますことから、労働経済活力会議でも議論され、その後、導入に向けた検討を進めております。検討の中では、出向や兼業・兼職といった身分上の取扱い、送り出し企業と受入企業側の勤務条件の違い、
求められるスキルの違いなど課題も明らかになってまいりました。
今後、経営者団体や労働者団体とも連携し、こうした課題を解決し、人材の過不足を生じている業界間の人材移動を図れるシステムの構築についても検討し、雇用の維持を図ってまいります。
中長期的な人材不足対策についてであります。
少子・高齢化の進展により、労働生産人口の増加が見込めないことから、深刻化しつつある人手不足に対応するため、女性や高齢者など一人ひとりの状況に応じて、誰もが安心して長く働ける多様な働き方の推進、生産性の向上を図るため、AI・IoTなど最先端技術の活用と高度な技術人材の育成などが必要であると考えております。
このため、女性や高齢者をはじめ、世代や立場を問わず人生100年時代に対応したキャリア教育を推進する生涯現役クリエイティブセンターの創設に取り組んでおります。               
また、AI・IoT技術を活用できる人材を育成するため京都の未来を拓く次世代産業人材活躍プロジェクト事業に取り組んでいるところであります。
その上で、今回、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、多くの企業がテレワーク等に取り組んだことにより、議員御指摘のとおり、職住一体の暮らし方や家族で過ごす時間の増加といった魅力の認識につながり、農山村地域でのリモートワークの可能性や有効性が社会に広く実感されることになったと認識いたしております。
こうした動きを加速化させるため、テレワーク推進センターを設置し、企業の取組を支援することとしております。また現在、多様化する移住・定住のあり方について抜本的見直しを進めており、例えば、農山村地域にサテライトオフィスを誘致し、IT技術者が兼業農家として活躍いただくなど、移住・定住施策の検討をはじめているところであります。       
今後も、WITHコロナ・POSTコロナ社会に対応した新しい雇用の在り方を議論するため、オール京都で構成する京都府中小企業人材確保推進機構の機能を拡充し、誰もが希望を持って働ける地域作りを目指して、取組を進めたいと考えております。


2 安心して子どもを産み育てられる環境づくりについて

本府では地域子育て拠点の支援や生後4ヶ月までの乳児がいる家庭を訪問する事業を実施するなど、市町村や民生・児童委員との連携による相談・支援体制の構築を図っているが、子育てで悩み、相談したいタイミングは人それぞれであり、相談窓口体制が整っていてもそこに行き着けないことも想定される。例えば、検診時に子どもだけでなく、何か困っていることはないかと母親の状況を確認しフォローできる取組や、必要な支援に繋げるサポートが必要と考えるが、本府が取り組む子育て中の母親への支援策とその課題、今後の展望について、所見を伺いたい。



(答弁)
 安心して子どもを産み育てられる環境づくりについてでございます。
 少子化や核家族化の進行、地域のつながりの希薄化により、子育て家庭が気軽に相談できる人が周囲におられないこと、また、出産後に初めて子どもを抱く方が7割以上もいることなど、育児に対する不安や悩みを抱える親御さんが増えてきております。
このため、子育て家庭に寄り添い、母親の不安や悩みを受けとめ、きめ細かく支援をするとともに、先輩ママとの交流や親子の集いへの参加を促すなど、地域全体で子育て家庭を見守り支えることが重要であります。
京都府ではこれまでから、乳児家庭全戸訪問や、NPO等による地域子育て支援拠点事業での親子交流や相談支援など、市町村と連携して、子育てに不安や悩みを持つ親御さんを支援する取組を進めてきたところです。
また、平成26年度から、京都府独自の取組として、産前・産後ケア専門員や訪問支援員を養成し、出産前後の妊産婦のニーズや心身の不調、育児不安などに応じたケアプランを作成するとともに、子育て家庭を訪問し、育児支援や家事支援を行っているところです。
さらに令和元年度から、地域の子育て経験者や高齢者の皆さんが乳児家庭を訪問し、見守り支援を行う「赤ちゃん応援隊」を創設するなど、育児不安の軽減に努めているところです。
しかしながら、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、従来のような子育て中の親子の集いや対面によるサービス提供が難しくなるなど、今後は「新しい生活様式」の中での子育て支援が求められてきます。
京都府といたしましては、感染拡大防止策を講じた子育て支援を実施するための必要な衛生用品の備蓄や感染予防に関する研修などに必要な予算を今議会に提案しているところです。
さらに、子育て中の方が保健師等に気軽にラインで相談できる窓口、またオンラインによる保健指導など、サービスの提供方法に工夫を重ね、市町村や地域関係団体等とも連携し、地域全体で子育て家庭に寄り添ったきめ細やかな支援を続けてまいります。





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令和2年 京都府議会6月定例会 一般質問(全文)

(1) POSTコロナを見据えた地方創生について
@ 東京一極集中からの脱却と地方分権の推進

「明治維新以来、我が国は、約150年もの間、中央集権体制のもとで経済成長を遂げてきました。しかし、現在は、東京一極集中が進み、地方は衰退の一途をたどっています。地方は、少子高齢化、人口減少に悩み、若者たちが、働く場がなく、ふるさとを離れ、都会へでていかざるを得ない状況です。」これは、2010年に関連法についての私の初質問の冒頭部分になります。10年経って、地方の置かれている現状と言えば、2014年に発表された「日本創成会議」のレポートの中で、2040年には、全国の自治体の半数が消滅の危機に晒されるというように、地方は、人口減少、少子高齢化、財政赤字という制約要因を抱え、益々厳しい環境にあります。
 1990年代初頭から地方分権改革が唱えられるようになり、国と地方の役割分担の見直しが行われ、改革が徐々に推進されてきましたが、改革の歩みは遅く、最近は地方分権の議論も下火になっているように思われます。
むしろ、「東京一極集中」はさらに加速し、2019年の東京圏への転入者が転出者を上回る「転入超過」が、14万8783人で、前年より8915人拡大し、2014年以降、6年連続の転入超過になっています。一方で、京都府を含む大阪圏、名古屋圏共に「転出超過」になっており、東京への一極集中が続く現状が浮き彫りになっています。そのような中、京都府は、文化庁の京都移転をはじめ、自らも、港湾局を新設し本庁機能を舞鶴市内の現場に移転する等、分権時代にふさわしい府庁の組織強化と地域力向上の取組を進めてきました。このように、中央における分権改革を待たず、日々地方行政にあたる自治体が主体的に住民満足度を高める独自の政策形成を行い実行していくことが、国との新たな関係を構築し、分権の推進力になるのではないかと思います。
今回のコロナ禍によって、東京一極集中の弊害は、可視化されやすくなったと言えます。感染症に関して「三密(密閉・密集・密接)」を避ける段においても、都会は土地が高く、住居もオフィスも密集していて「密」にならざるを得ず、過密の弊害と集中しすぎた都会で暮らすリスクが高まっています。一方で、過疎で悩んできた地方は、コロナ禍においては、人口が少ないことが感染防止になっているという現状があり、ようやく地方に光が当てられるのだと感じています。Withコロナ社会は、好まざるともウイルスとの共生をする生活であり、働き方はリモートワーク、学校でのオンライン授業等、行政においてもオンライン化、デジタル化が急速に進んでいくことが予想され、都会から地方への分散、国際競争力が保てる程度の東京一極集中の是正が進むことが望まれます。そして、コロナの経験を経て、まずは、目の前の生活への対処、応急処置が第一でありますが、同時に、コロナ収束後の「POSTコロナ」に備えて今から準備しておく必要があります。
コロナ禍によって「新しい生活様式」が求められる中、西脇知事は、コロナ禍による社会変革への対応のため、20年後を展望して、昨年に制定した府政運営の長期ビジョンを示した「総合計画(京都夢実現プラン)」の見直しの指示を出されました。コロナ収束後の社会は、単純にコロナ前に戻れず、むしろ何を守り、何を変えていくのか考え、これまで抱えてきた課題を抜本的に変えていく機会であり、一層、地方の役割を重視し、強化することが必要になってくると思われます。新型インフルエンザ等対策特別措置法では、都道府県知事の権限、役割が大きく、西脇知事は、全国知事会新型コロナウイルス緊急対策本部の副本部長として、妊婦のP C R検査の公費負担や、困窮する学生への支援等について地方の現場の声を提言され、国への要望も積極的に行われています。非常事態において、地方の現場でそれぞれの実情に合わせ府民の生命を守るために、スピード感を持って対処していかなければならない中で、国の方針、権限、財源が不明確で地方が動きやすい体制になっていなかったのではないかと思われます。
そこで、新たな時代における地方の役割、また今後の国と地方のあり方や、地方分権についての西脇知事のご見解をおうかがいいたします。

A 京都府北部地域連携都市圏について

次に、京都府北部地域連携都市圏についておうかがいいたします。
 「海の京都」の事業の、取り組みをきっかけとして、平成27年4月に設置された北部地域5市2町による「京都府北部地域連携都市圏形成推進協議会」の取り組みは、近接した市町でそれぞれの地域の得意分野を発揮して役割分担を決め、相互連携していく全国に先駆けた先進事例と言えます。この間の取り組みとして、例えば、舞鶴市民が宮津や福知山の図書館を利用できるという市域を超えた施設の共同利用等のように住民の生活の利便性の向上が図られています。また、5月19日には、新型コロナウイルス感染防止のため京都北部の首長がテレビ会議で意見交換を行い、平成29年度からの「連携都市ビジョン」の策定から4年目を迎え、連携のさらなる深化への決意が確認されたとのことです。
私がこの水平型の新たな広域連携に関心を持ち、本会議でも3回目の質問をするのは、近隣の自治体間の行き過ぎた競争や人口規模の大小による上下関係でもなく、「我がまち」さえ良ければいいという発想からの転換で、それぞれの市町の魅力や特徴を活かし、連携・協力のもとで近隣市町とともに人口減少と少子高齢化社会を生き抜く地方版の「共生」モデルだと思うからです。まさに西脇知事がコロナ禍の対応において、府民の皆様に送られた「京都は元々地域の絆が非常に強く、日本の心を大切にしてきた地域」であること、「思いやりと支え合いの心を持って立ち向かいたい」というメッセージの通りだと思います。

京都北部地域は、単独では人口が10万人に届かず、規模等が同程度の市町が複数存在するという地域特性からも、国が推進している市町村間の広域連携として、人口規模の大きい中心地が周辺地域と連携する「連携中枢都市圏」や「定住自立圏」の形成が困難な地域に当てはまります。そのため、5市2町と京都府が連携しながら、国へ制度の要件緩和などの広域連携の制度の見直しを求めた結果、地方制度調査会の中でも、この様々な市町村間の広域連携についても「財政措置も含め、対等な立場で連携できる仕組みが必要でないか」と議論の爼上に上がるようになりました。
 
 6月4日に、地方制度調査会による市町村の広域連携強化に関する答申が発表されましたが、国主導の圏域構想は、全国町村会が「圏域構想は事実上の市町村合併であり、小規模自治体の衰退を招く」として警戒し、答申案は、圏域構想などの明記を見送ることになりました。 ここから見て取れるように、国主導で地方の当事者不在のコンパクト化、ネットワーク化による効率化やコスト削減案ではなく、地方から発生した自主的、自立的な取り組みを支援することが本当の意味での地方創生であり、地方分権であると思います。平成28年9月の舞鶴で開催された北部議会の代表質問の答弁にて「まさに北部、京都府が一体となって圏域のビジョンを策定し、そして財源を確保し、その中で環日本海時代ということがこういうことだったんだと言えるような未来をつくるために全力を挙げていきたいと考えております。」とありましたように、京都府北部連携都市圏が機能を発揮し、地方における持続可能な社会モデルとして、共に生きる仕組みが、全国の同じように過疎や地域の疲弊に悩む自治体の希望となり得ることを願う次第です。

 そこで、全国的にも新たな取り組みとして、発足から5年が経過した京都府北部地域連携都市圏について、これまでの効果と今後の課題・方向性について本府のご見解をおうかがいいたします。

 
B 産業構造の変化による人手不足対策について
まず、コロナ前後で産業のあり方が変わることが予想されます。緊急事態宣言を受けて飲食業を始め休業要請を受ける業種と配達や医療等の人手が足りなくなっている業種に分化され、さらに国際・国内問わず、移動の自由が制限されるような現状の中で、今一度、自給自足体制、自国で食料、エネルギーをまかなえるように考え直す機会ではないかという視点から質問いたします。
私が暮らす京都北部のような地方都市は、まさに第一次産業、農・林・水産業を担う地域であり、今後、益々この分野で生業として食べていける、担い手が育っていくことが日本にとっての生命線になるように思われます。
5月14日に、行政・労働者団体・使用者団体の代表が話し合う、「京都労働経済活力会議」において、新型コロナ感染症によって職を失った方や、一時的に休業している方への雇用の受け皿としての「京都版ニューディール事業」(仮称)に取り組むことが確認されました。そこでは、新型コロナウイルスの影響によって、人材が余剰している業界と不足している業界があるとして、行政主導で、時限的にその過不足をマッチングさせるスキームを社会全体の仕組みとして実施できないか、との意見が出されました。まず、目の前の、今現在、職を失われている方、休業で自宅待機をされている方、今後もいつ働けなくなるか不安に思われている方に対して、労働者の同意を前提として、行政として今、取り組もうとされているコロナ禍における求職者と人手不足業種のマッチングについてのお取り組みやご見解についておうかがいいたします。
 
 次に、POSTコロナにおける目指すべき産業構造のあり方についてお伺いいたします。今回、北海道等では、休業の観光人材を農業現場へと自治体が人材マッチングを後押しして「従業員シェア」をする取り組みが広がっているそうです。労働者も学生も、通常の活動ができなくなっている中で、おそらくこれまで念頭になかった土や海、森等の自然に触れる体験をすることによって、新たな価値観に気付き、様々な発見をする機会となるかも知れません。これらの取り組みが、求職者の仕事の獲得、日本の自給自足体制の確立、これまで担い手不足と悩んできた地方の課題解決という「三方良し」になればと期待するものです。勿論、課題もあるとは思いますが、コロナ禍を経て、これからの未来が持続可能なあるべき社会に近づくためには、大胆かつ積極的な政策誘導も必要ではないかと考えます。京都はこれまでも、いくつも全国初の政策に着手してきました。先述の「京都式ニューディール事業」をさらに発展させて、今後、来るべき産業、誘導すべき産業を京都府として、集中的に投資することを先駆けて行い、感染症対策に必要なマスクすら中国で作られ、手に入らなかったという事例からも、サプライチェーンが機能しない今、国内回帰産業を規定し、誘致する等の取り組みが必要かと思われます。
例えば、第一次産業に関しては、現在、海の民学舎、農業、林業の各大学校がありますが、入学・入舎後、府内での一定期間の就職を前提として修学資金制度によって実質、授業料等の免除等を既に実施されています。しかし、第一次産業に人が集まらないのは、将来的な安定への危惧であろうかと思われます。これからの時代、コロナ後は、価値観の変化も現れてくると思われ、第一次産業は、食料の安全保障に繋がるため、利用したい方とのマッチングが困難であった空き家、耕作放棄地の活用を行政主導で大胆に行い、職住一体の暮らし方、家族で過ごす時間が増える原点回帰の生活を提示していくこともあり得るのではないかと思います。コロナ禍により地方は、過密の都心とは違い一定の距離を保てば日常生活が送れ、外での仕事は「密」ではなく、自給率を上げるための土地と技術、ノウハウがあり、益々地方の重要性が認識されるのではないかと思います。

そこで、POSTコロナの産業構造の変化を見据え、本府として中長期的にどのように人手不足対策を行うかについてのご見解をおうかがいいたします。

(2) 安心して子どもを産み育てられる環境づくりについて
 最後に、「子育て環境日本一」を掲げる京都府における子育て環境の現状認識と対策についておうかがいいたします。
  本府では、令和元年9月に、社会全体で子育てを見守り、支える、あたたかい子育て社会を目指すための指針として「京都府子育て環境日本一推進戦略」を策定し、様々な子育て支援策を講じられているところです。
 先日、厚生労働省が発表した令和元年の全国の合計特殊出生率は、1.36と前年を0.06ポイント下回り、京都府は、1.25で前年を0.04ポイント下回り、全国順位は、44番目となっています。少子化の要因は、複雑であり、地域の状況等により異なりますが、京都府の特徴として、未婚化は、特に25歳〜39歳の女性の未婚率が43.0%と全国平均の38.5%との差が広くなっており、さらに晩産化、晩婚化を特徴としてあげています。様々なアンケート結果等からは、依然として女性の家事育児の負担が大きく、共働き世帯が増えていることもあり、長時間労働の是正や働き方の見直しにより結婚・子育てがしやすい社会が求められています。
 地元舞鶴で、子育て中の母親を交えて「子育て世帯が今本当に助けてほしいこと〜あったらいいな、こんな家・まち・しくみ」と題するワークショップに参加した時に、このような問いがありました。「なぜ、こんなにお風呂が求められているのか」――このテーマでグループディスカッションをすると、参加した若いお母さんから「近くに両親もいなくて夫が長期出張のため一人で子育てをしている。例えば、段取りを考えながら、子どもをお風呂にいれようと思っても、思うようにいかない。いつもいっぱいいっぱいで、自分の頭のシャンプーをしたのかどうかも分からない」という話を聞かせていただきました。そこで、地元の子育て支援団体であるN P O法人まちづくりサポートクラブでは、おでかけひまわり@若浦の里をはじめられ、お母さんが子どもを見てもらいながら、ゆっくりと入浴できたり、うとうとと昼寝ができたり心と体を休められるサポートをされています。現場を熟知されている子育て支援団体の方からは、「とにかくお母さんの支援をしてあげてください」という声をいただきます。本府においては、地域子育て支援拠点や、生後4ヶ月までの乳児の家庭を訪問する「こんにちは赤ちゃん事業」等、市町村や民生・児童委員との連携を強化して相談・支援体制を図られていますが、子育てで悩み、相談したいタイミングがいつくるかは人それぞれで予想がつかず、相談窓口体制が整っていてもそこに行き着けないこともあります。例えば、検診時に子どもだけでなく、「何か困っていることはないか」と母親の状況を確認しフォローできる取り組みや必要な支援に繋げるサポートも必要ではないかと思います。誰かから「いつも頑張っているね」と声をかけてもらえるだけでも救われた、背中をさすってもらうだけで涙が止まらなかった、という声も聞きました。
一方で、もちろん、子育ては大変だけれども、子どもが学ばせてくれる、共に成長できる楽しみがあるという声もよく聞きます。子育てしやすい環境を家庭、地域、行政が連携してつくるとともに、子育てに「寛容」な社会づくりが求められます。
 本府が取り組む子育て中の母親への支援策とその課題と展望についておうかがいいたします。

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posted by 舞 at 15:19| Comment(0) | 活動日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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