2008年10月20日

地域のことは地域の人が考える

私は、地域から国を変えるという思いで(地方がアイディアを振り絞って住民参加のもとで活力を発信させ、その相乗効果でもって国を変える)、地元でのまちおこしに関わった後、大学院に進み、松下政経塾で勉強してきました。

 しかし、地方では先進首長が自治体のコストカットに涙を流しながら取り組んでいる一方で、国では、マッサージチェアーだの、居酒屋タクシーだのと税金の無駄遣いをしています。また現状において、自治体は、本当に地域の実情にあった、住民の声を反映した政策をすぐに実行することができません。なぜならば、財源・権限・人間を中央が牛耳っているからです。自治体は、メニューに合った補助金探しに時間がかかり、霞が関の官僚が机上で考えたプランに沿った枠組みの中で実行せざるを得ない現状があります。これからは、一つの自治体という枠内を超えて、隣の市町村との連携を進めるべきでしょう。

 例えば・・・ですが、ゴミを有効利用する循環型のまちづくりをつくるなら、京丹後市は生ゴミ収集して既存のメタンガス発電施設を活用し、舞鶴市は、木材やチップ、剪定枝の集積地とするように、施設の建設費と回収量を計算して効率的で無駄のないまちづくりができます。二酸化炭素削減の点でも、海運を利用した輸送も考えられないでしょうか。地域の特性を生かした地域づくりをする、現在の地域事情に合わせて財源を配分するのは、東京にいる役人ではなくて住民の声を聞き、現地現場を知っている地方自治体ではないでしょうか。
 
 これには、地方が国から財源・権限・人間を取り返す地方分権が必要です。自分たちの地域は自分たちでつくる、もうあのような高度経済成長期はやってきません。成熟した今の社会は、今までのシステムでは立ち行かなくなっているのです。高齢者が増え、働き手が減少している中で、年金・医療の問題だけでないです。当たり前に享受していた行政サービス、子育て支援もそうですが、ゴミの収集、処理から福祉・教育・環境、雇用支援にまわす財源も減っていきます。私は、今の官僚システムを変え、地方再生に取り組むには政権交代が必要だと思っています。そして、今こそ政権交代ができる最後のチャンスだと思っています。小沢代表の決死の覚悟、官僚の天下り廃止は、官僚システムの抜本的改革は与党では声に出して言えないしできません。新たな政権が引き起こすインパクトとムーブメントにかけてみてほしいです。 

 熊本県の川辺川ダム建設にノーを言える知事が出てきました。住民がいらないと言ったものはもういらない、それを代替するものは地方で、職員が、住民が、誇りを持っていのちを守る川づくりに取り組めば良いのです。地方は人材不足と言いますが、最近の市民団体は、専門家を巻き込んで、国に提示できるデータを揃え、分析する能力を持っています。専門家は、外から呼ぶこともできるし、地域住民こそが専門家とも言えます。その土地に住んでいる住民が一番弊害を肌で感じています。昔と比べて魚が取れなくなった、川が濁ってきたと誰よりも早く気付くのは地域に暮らす住民です。

 地域を歩いていると、こんなお話を伺うことができました。
「稲やサツマイモが、水銀等の街灯で生育が悪くなっとる。植物も人間と同じで夜は寝るからな〜。蛍光灯の光やったらええんや。」
 う〜ん、知りませんでした・・・。おそらく科学的な実験やデータに基づいたものではないのでしょうが、日々の暮らしにおける観察力に脱帽する思いでした。
posted by 舞 at 05:05| Comment(0) | 想い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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