2026年03月09日

京都府議会 予算特別委員会総括質疑(3/5)〜地域医療と企業立地について〜【全文】

京都府議会 予算特別委員会総括質疑(3/5)
地域医療と企業立地について質問しました。

地域の皆さまや現場からいただいたお声を踏まえ、京都府の今後の方向性について伺っています。



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【質問】
(1)京都府における持続可能な地域の医療提供体制の構築について

 全国的には、近年「病院の約7割が赤字経営に陥っている」と報じられております。京都府内においても、令和6年度は病院を経営する医療法人の約66%が赤字、診療所のみを経営する医療法人でも約45%が赤字とされており、物価上昇や人件費の高騰、働き方改革への対応などが重なり、医療機関の経営環境は極めて厳しい状況にあります。
  
こうした状況を背景に、昨年12月には医療法が改正され、2040年を見据えた地域の医療提供体制の再構築が打ち出されました。今回の見直しでは、これまで進められてきた病床機能の再編にとどまらず、地域医療構想をさらに深化させ、外来医療や在宅医療、介護、救急との連携を含め、地域全体で患者を支える体制の構築が求められております

 また、都道府県が主体となる地域医療構想調整会議の役割強化や、地域医療介護総合確保基金の活用、医師偏在対策、医療DXの推進など、医療機関への支援策もあわせて進められております。

 さらに、2026年度の診療報酬改定では、診療報酬本体が約3.09%引き上げられる見込みであり、物価高騰や人件費上昇への対応としては、1996年度改定以来およそ30年ぶりの高水準と言われています。

 しかしながら、制度改正や報酬改定が行われても、地域医療の現場において持続可能な体制が確保されなければ、府民の安心につながるとは言えません。制度改正の趣旨を踏まえ、京都府としても地域医療の将来像を医療関係者および府民の皆様と共有しながら、その実効性を高めていくことが重要であると考えます。

そこでまず伺います。

京都府として、医療機関の経営状況にも配慮しながら、2040年を見据えた医療提供体制の再構築をいかなる理念のもと進め、地域医療構想の推進を通じて持続可能な医療提供体制をどのように確立していくのか、舞鶴市においても公的4病院再編に向けた検討が進んでいますが、その動きへの対応も含めて基本方針をお示しください。


 次に出生数の減少で厳しい経営を強いられる産科・小児科医療についておうかがいします。

 京都市内では、2023年に左京区の産婦人科医院が分娩を中止し、2025年には日本バプテスト病院(左京区)が分娩と新生児集中治療室(NICU)の受け入れを取りやめ、さらに下京区の産婦人科医院も分娩の取り扱いを中止するなど、分娩を担う医療機関の減少が続いております。都市部においても、分娩施設の経営維持が容易ではない状況が生じているものと認識しております。
舞鶴共済病院のホームページでは、産婦人科の分娩取扱いを令和8年3月末で一時休止し、令和8年4月以降に出産予定の方は妊娠中期頃から他の分娩取扱い施設へ紹介する、というお知らせが掲載されています。
 また、私自身が地元の若い世代や子育て家庭の皆様から継続的にお話を伺う中でも、今後さらに進むと見込まれる小児科医の高齢化や体制縮小に対する不安の声が寄せられております。

 京都府は、医師多数県として国からシーリングがかかっており、令和6年3月の「京都府保健医療計画」の改定において、医師の地域偏在・診療科偏在について「全国的に偏在が著しいと言われる産科(産婦人科含む)、小児科の令和2年の医師数は、いずれも全国平均を上回っているものの、医師の確保が困難な状況にあり」、小児科標榜診療所勤務医師数(小児人口10万人あたり)は、府全体で53.2人であるのに対し、丹後医療圏では20.9人、中丹医療圏では30.8人と、京都北部では府平均を大きく下回っております。

 また、令和8年度の「国の施策及び予算に関する政策提案」において、「専攻医の採用が少なく医師少数区域への派遣が困難になりつつある小児科のシーリングを緩和し、医師の年齢構成等を考慮した制度設計」について国への要望を行なっていただいております。

 そこで伺います。

 出生数の減少や医師の地域偏在、専攻医シーリングの影響などにより、産科・小児科医療を取り巻く環境が厳しさを増す中、妊産婦や子育て家庭が安心できる医療提供体制の将来像をどのように描き、持続可能な仕組みとして確立していくのか、京都府のご見解を伺います。


 京都北部における救急医療体制について伺います。

 85歳以上の高齢者の増加に伴う高齢者救急や、複数の基礎疾患を有する患者への対応が求められる中、救急搬送の需要は今後も高まると考えられます。とりわけ北部地域においては、医療機関までの距離や医療資源の制約もあり、救急医療体制の確保は一層重要な課題となっております。

 舞鶴市が令和 6 年に公表している資料によりますと、救急出動件数はこの 15 年間で約 3割増加しており、平均現場滞在時間も 9 分から 17 分へと延びるなど、一定の長期化傾向が見られます。また、現場滞在時間が 30 分以上となるなどの救急搬送困難事案も確認されております。もっとも、現場滞在時間の延伸については、救急受入体制の状況のみならず、救急車内での処置の高度化など、複合的な要因があるとも伺っております。
こうした実情を踏まえ、地域特性を踏まえた救急医療体制の在り方について、改めて検証を深めていく必要があると考えます。


さらに、舞鶴市における公的4病院の再編・統合に向けた議論も進む中で、医療機関の役割分担や機能集約の在り方が問われております。すべての疾病や高度専門医療を地域内で担うことは容易ではありませんが、少なくとも一刻を争う救急医療については、地域内で完結できる体制の構築が極めて重要であると考えます。

加えて、北部地域ではドクターヘリの運航圏が重なっていないエリアであり、広域的なバックアップ体制が必ずしも十分とは言えない状況にあります。こうした実情を踏まえ、24時間体制で重症患者に対応できる高度救急医療機能の在り方と、医師不足時にも機能を維持できる連携の仕組みについて、戦略的な検討が必要であると考えます。

京都府として北部地域の救急医療体制をどのように評価し、今後どのような展望のもと体制整備を進めていくのか、ご見解を伺います。



【知事答弁】

 持続可能な医療提供体制の構築についてでございます。
 将来にわたり、持続可能な医療提供体制を維持していくためには、今後の高齢化や人口減少、医療・介護需要の変化を的確に見据え、地域で必要な体制を整備することが重要と考えております。

 京都府におきましては「京都府地域包括ケア構想」に基づき、団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になる2025年に向け、高齢化の進展に対応するための病床機能への転換などを進めてきたところでございます。
今後は、2040年頃に向けまして、85歳以上の人口が増加し、高齢者の救急医療や在宅医療の需要の増加が見込まれておりますが、高齢者は、手術を伴う入院は少ない一方で、筋力の低下を防ぐため、入院早期からのリハビリテーションが必要となるなど、医療需要に合わせた入院医療の整備も重要となってまいります。

 また、人口減少に伴い、医療従事者の確保が課題となること、医療の安全性を確保するため、医療従事者が一定数の症例を経験できる必要があることなどを踏まえ、地域の実情にも配慮しながら、脳血管疾患などの専門性が高い医療を集約することで、患者にとっての安全性を高めつつ、持続可能性を確保することも必要となってまいります。
 京都府といたしましては、こうした課題や、医療機関の経営状況にも留意しつつ、各地域の地域医療構想調整会議で丁寧に協議をし、将来の医療需要に対応した持続可能な体制の確保に努めてまいりたいと考えております。
舞鶴市の公的4病院の再編につきましては、舞鶴市が行う病院再編の検討と連携を図りながら、中丹地域を含む北部地域の状況につきまして分析を進めているところであり、分析結果も踏まえ、中丹地域医療構想調整会議において持続可能な医療提供体制を検討してまいりたいと考えております。



 次に、産科・小児科医療についてでございます。
 産科・小児科医療につきましては、少子化に伴う患者数の減少や、晩婚化・晩産化に伴うハイリスクの妊産婦の増加などに対応し、府域のどの地域でも安心・安全に子どもを産み育てられる体制を整えることが重要だと考えております。
 こうした体制の整備に当たりましては、分娩取扱施設や小児救急など、地域で必要な医療機能の適正配置を進めますとともに、高度な医療を担う医療機関と地域の医療機関で役割分担と連携を進めることが重要だと考えております。

 京都府におきましては、府立医大から地域への産科・小児科医師の派遣、周産期母子医療センターや地域の中核病院を中心とした医療機関の役割分担と連携による医療体制の構築などの取組を実施しているところでございます。
 また、将来的に地域で産科・小児科に従事する医師を確保するため、専門医の養成に係るシーリング制度の見直しを国に要望いたしますとともに、これらの診療科の育成プログラムを策定するなど、若手の産科医・小児科医の確保・育成に取り組んでおります。
引き続き、産科・小児科の医療体制の整備を進め、妊産婦や子育て世帯が安心できる、持続可能な医療体制の整備に努めてまいりたいと考えております。


 
 次に、北部地域における救急医療体制についてでございます。
 府内の全ての地域で救急患者の受入体制を整備し、府民の皆様に安心して生活していただける環境を整備することは大変重要だと考えております。

 府内の救急医療体制につきましては、地域の状況も考慮しながら、市町村単位の初期救急から都道府県単位の三次救急まで、3段階の受入体制を整備し、体制の充実を図ってきたところでございます。

 北部地域におきましては、入院受入が可能な二次救急医療機関といたしまして、複数の救急告示病院を指定いたしますとともに、市立福知山市民病院を「地域救命救急センター」に指定し、重篤な患者に対して24時間365日体制で高度医療を提供できる体制を整備しているところでございます。
北部地域の救急搬送時間や搬送困難事案の割合は、京都府の平均と大きな差はなく、全国平均を下回っておりますが、いずれも増加傾向にあるため、搬送先をより迅速に確保することが課題であると考えております。   
       
 また、北部地域におきましては高齢化の進展が早く、今後、高齢者の救急患者の増加や、生産年齢人口の減少を踏まえ、医療従事者を拠点となる医療機関に集中して配置することによる、
 休日・夜間の救急受入体制の強化、
 手術を伴う入院が少ない高齢者の救急に対応した診療体制の確保、
 緊急に対応が必要な患者のアクセス手段の確保など、
地域の実情に即した救急医療提供体制の構築が重要だと考えております。
 
 京都府といたしましては、地域医療構想調整会議や、救急医療関係者などの御意見を伺いながら、こうした体制の整備に取り組んでまいりたいと考えております。今後とも、地域で必要な医療提供体制を構築することにより、住み慣れた地域で誰もが安心して暮らし続けられるよう、全力で取り組んでまいりたいと考えております。





【質問】
(2)京都府の企業立地戦略について


 京都府はこれまで、ものづくり産業と雇用創出を目的に、補助限度額の引上げや対象業種の拡充など、地域特性に応じたきめ細やかな立地誘導策を講じてこられました。例えば、京都舞鶴港周辺地域において物流関連産業を補助対象業種に追加するなど、港湾機能を活かした支援の枠組みの整備も進められてきたところであります。その積み重ねにより、府内各地で企業立地が進み、産業基盤の強化が図られてきたことは大きな成果であります。

 また、関西文化学術研究都市南田辺・狛田地区におけるフードテックの推進など、世界的テーマを掲げた産業創造リーディングゾーンの形成も進められております。こうした京都ブランドを活かした戦略的な取り組みが、今後、府域全体へどのように波及していくのかが重要であると感じております。

 一方で、国はデジタル田園都市国家構想のもと、地方分散型の国土構造への転換を進めております。デジタル化の進展やリスク分散の観点から、先端分野の産業についても、都市部に集中させるのではなく、地方へ展開していくことが重要視される時代に入っております。

 そのような中、舞鶴市ではアイリスオーヤマの進出に加え、AIデータセンターの企業立地が決まりました。現時点ではまだ入り口段階ではありますが、北部地域にも新たな産業の可能性が広がりつつあることを示す動きであると受け止めております。

 特に北部地域は、人口減少という課題を抱える一方で、用地、エネルギー、港湾や広域交通インフラなど、分散立地に適した条件を備えております。従来は塩害の影響などから海岸沿いでの精密関連産業の立地は難しいと認識されてきましたが、技術の進展により、その前提そのものが変わりつつあります。こうした環境変化を踏まえ、立地戦略のあり方について改めて検討していく必要があると考えます。

 京都府の企業立地政策は、これまで主としてものづくり産業を基盤に、雇用の安定・創出を目的として展開されてきましたが、AIデータセンターの立地に見られるように、今後は雇用人数という尺度にとどまらず、技術の波及や人材育成、地域産業の高度化といった副次的効果にも着目していく視点が求められているのではないでしょうか。

 北部地域では高校卒業後約8割の若者が地元を離れております。
若者が戻りたいと思える地域をつくるためには、雇用の確保に加えて、「挑戦できる分野」「成長できる産業」が地域に存在することが不可欠であります。
実際に地元の基幹産業を視察する中で、半導体関連技術や艦船修理など、世界水準の高度な仕事が地域に根付いていることを改めて実感いたしました。こうした誇りある仕事が“見える化”されることも、若者の定着につながる重要な要素であります。

そこで伺います。

北部地域を含めた府域全体の持続的発展という観点から、京都府が描く今後の企業立地戦略について、知事の所見を伺います。



【知事答弁】
 京都府の企業立地戦略についてでございます。
 企業誘致に当たりましては、社会情勢の変化や地域の特性を踏まえた施策を展開することが重要であり、補助金交付などによる誘導施策と、地域ごとに特色あるテーマを掲げた産業集積施策を立地戦略として位置付け、実施してまいりました。
誘導施策につきましては、雇用の安定・創出と地域経済の活性化を図ることを目的といたしまして、平成14年に企業立地促進条例を施行し、補助金や税の軽減措置などの支援制度を積極的に活用してまいりました。

 産業集積施策につきましては、地域の特色を活かして世界的に関心の高いテーマを掲げ、用地造成や拠点整備と、国際的なオープンイノベーションを同時に進めることで、国内外から関連企業を誘致する取組を進めているところでございます。

 例えば、近年、AIが急速に発展し、半導体をはじめとする関連産業が成長する中、京都府がそうした産業を呼び込み、府域全域にその効果を波及させるためには、成長分野の振興と併せて企業集積を図るための戦略が必要と考え、令和6年11月にAI時代のものづくり産業の成長戦略といたしまして、半導体産業振興の構想骨格案を発表したところでございます。
 骨格案におきましては、AI時代のキーデバイスとなる半導体の関連産業の府域への誘致につきまして、府域を3つのブロックに分け、各地域の産業集積を図ることとしております。  
 具体的には、研究開発施設の集積する京都市域においては、半導体研究やデザイン、設計などの企業、南部では、EVや自動運転、ロボット向け半導体などの関連企業、北部では、京都に集積する半導体製造装置などのサポーティングインダストリーや一定の用地が必要となる企業の誘致を図ることとしております。

 副委員長御紹介のAIデータセンターにつきましては、こうした京都の半導体産業振興の取組の中で立地ニーズを把握し、AI関連産業に不可欠な電力が豊富で、かつ、電力料金に係る補助制度も充実している地域の強みをアピールいたしますとともに、必要な電力供給調整などを含め、舞鶴市と連携したスピード感ある誘致活動を行ったことが、誘致につながったものと考えております。

 今後、国が進めております、GX戦略地域制度やAI・半導体、フードテックなどの17の戦略分野など、官民投資強化の流れも積極的に取り込み、市町村のまちづくりとも連携して次世代産業の誘致を進め、府域全体の持続的な発展につなげてまいりたいと考えております。



🔽インターネット中継はこちらから
https://gikai.congress-streamsp.jp/KyotoPrefGikai/

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2026年02月11日

近畿トップクラス!京都府の小型クロマグロ「都まぐろ」ブランド化の挑戦



本日は、京都府北部の新たなブランド化の取組である「都まぐろ」の現場を拝見しました。

西舞鶴駅から「丹後あかまつ号」で出発し、天橋立ホテルでは、マグロの解体ショーとともに、関係者の皆さまから詳しい説明を伺いました。

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今回の「都まぐろ」は、8〜30kgほどのメジマグロで、当日水揚げされた鮮度抜群の状態では、身が“プルプル”と動くほど。この鮮度感を味わえるのは産地ならではであり、地元の魅力を改めて実感する瞬間でした。

また、特に今の時期は脂ののったイワシを捕食しているため高品質な状態を維持できることが京都の強みであり、京都府の小型クロマグロの漁獲量は近畿トップクラスであることからも、京都の海の可能性を改めて感じました。

地元で水揚げされたものを、その日のうちに味わえること。
ここでしか体験できない「鮮度」と「物語」を観光や食の魅力につなげること。

まさに、京都府北部の地域資源を活かした挑戦だと感じました。

引き続き、現場の声を大切にしながら、漁業・観光・地域経済の振興に向けて取り組んでまいります。

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2026年02月01日

☆舞鶴にAI、脱炭素、そして国際文化 ― 地域の未来につながる先週の活動報告(1/29)☆



【舞鶴にAI時代の新たな拠点】
舞鶴市と株式会社ユビタス様によるAIデータセンター建設の立地協定締結式に出席しました。

式典で印象に残ったのは、ユビタスのWesley Kuo(郭栄昌)CEOの言葉でした。
・舞鶴を起点として、AIを「使える、学べる、試せる」
・「舞鶴でAIを育てる」

施設の整備だけでなく、運営を担う子会社「HikariX」の本社を舞鶴に設け、地元企業との連携やIT人材育成にも力を入れていくなど、地域に根ざした取り組みが示されました。

本協定式には、ご尽力いただいた京都府の山下参与、鈴木副知事をはじめ、舞鶴市、関係企業の皆さまが出席されました。舞鶴市が有する電源地域としての利点や、災害に強い京都舞鶴港、これまでの行政との信頼関係などが評価され、今回の立地につながったとのことです。

平工業団地に整備される国内有数の計算基盤(GPUセンター)が、舞鶴の産業や人材育成につながることを期待し、今後の具体化に向けた動きを注視しつつ、地域にとって実りある形になるよう、議会の立場から丁寧に取り組んでまいります。



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舞鶴市と株式会社ユビタス様による、AIデータセンター建設に
関する立地協定の締結式に出席しました。
本協定を契機に、舞鶴を起点とした「使える・学べる・試せる」
環境づくりに向けた取り組みが進んでいくことが期待されます。



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舞鶴市のキャラクター「チョキまる」を
AI化した チョキまるAI が活躍中🦀

観光案内を、会話形式で行う実証実験です。
日本語だけでなく、英語・中国語にも対応しています。

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危険な現場での活用を想定した四脚ロボット。
ガス・熱・水漏れなどを検知し、リアルタイム
でデータを送信することで、災害対応や安全管理、
ヘルスケアリスクの低減に貢献します。






【舞鶴港国際埠頭における港湾脱炭素化に向けた取り組みの現地調査】

現地では、次世代型太陽電池であるペロブスカイト太陽電池と既存の太陽光発電設備を活用し、グリーン水素を製造する実証事業が行われています。

次世代エネルギーの可能性を、現場で確認する貴重な機会となりました。
こうした取り組みを通じて、舞鶴港が環境・エネルギー分野の先進拠点として発展していく未来に、大きな可能性を感じています。


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舞鶴港国際埠頭で進められている、港湾脱炭素化
に向けた実証事業の現地調査。
次世代エネルギーの可能性を、現場で確認しました。

【インドと舞鶴、そして京都から】
その後、京都市内へ足を運び、「インド宮廷舞踊カタック」の公演を鑑賞しました。

カタックは、物語性と高度な技術を併せ持つインドの伝統舞踊で、身体の動き一つひとつに歴史と精神性が込められていることを、舞台を通じて強く感じました。
ラジェンドラ・ガンガーニ氏をはじめとする舞踊家の表現は圧巻で、人の心に直接響く普遍的な美しさを持っていることに深い感動を覚えました。

会場では、昨年のインドへの海外調査にてお世話になりました在大阪・神戸インド総領事のチャンドル・アッパル総領事ともお会いできました。

成長著しいインドの文化・思想・産業に、大変関心を持っています。
こうした視点も踏まえ、2月定例会において一般質問を行う予定です。



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インド宮廷舞踊カタックを鑑賞してきました。
特に、インド叙事詩『ラーマーヤナ』に登場する鳥
「ジャターユ」の物語を描いた演目は、その表情と
動きの力に心を打たれました。

インドに関心があり、
ヒンディー語も勉強中です📖🇮🇳



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2026年01月26日

現場から考える、京都舞鶴港における防災と孤立集落対策

危機管理・健康福祉常任委員会の管内調査として、舞鶴21ビルおよび京都舞鶴港第3ふ頭にて現地調査を行い、地元議員として出席いたしました。

テーマは「災害時における孤立集落支援の取り組みについて」です。

京都府北部では、平成16年台風23号をはじめ、これまで幾度となく甚大な風水害被害を経験してきました。
また、令和6年能登半島地震では、大規模な土砂崩壊などにより道路が寸断され、最大約3,300人が孤立するなど、広範囲で孤立集落が発生しました。
さらに、死者698人のうち災害関連死が470人にのぼるなど、尊い命が失われました。

こうした教訓を踏まえ、令和7年には「京都府戦略的地震防災対策指針・推進プラン(第4次)」が策定されました。
その柱の一つが、孤立集落対策の強化です。

私自身、これまで京都府議会や関西広域連合議会において、「陸路だけでなく、空路・海路による救助能力の強化」「支援部隊の受援体制の整備」等について質問してきましたが、今回、その具体的な取り組みについて説明を受けました。

京都舞鶴港におけるヘリポート整備の状況や、舞鶴市田井地区、綾部市奥上林地区などにおけるヘリポート設置支援の取り組みも進められています。

水害だけでなく、地震など多様な災害を想定し、より具体的で実践的な訓練や運用体制の構築が重要であると改めて感じました。

京都舞鶴港第3ふ頭での現地調査は、積雪の影響で状況確認が難しい場面もありましたが、災害時におけるヘリポートの運用(夜間対応など)について質問させていただきました。

「備えあれば憂いなし」。
京都府の防災情報発信ツールも併せてご紹介いたします。
ぜひご確認ください。

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京都舞鶴港第3ふ頭。積雪の中での現地調査となりました。

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ヘリポート整備の資料
京都舞鶴港に整備されたヘリポート。空路による救助体制の強化が進められています。

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京都府の防災啓発資料
京都府が発信する防災情報・備蓄のポイント。日頃からの備えが命を守ります。
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2026年01月22日

現場から見えた、地域の安全とまちづくりの未来 ― 河川整備と移住政策の最前線 ―

【政策環境建設常任委員会 管内調査(1月22日)】

本日は、地域の安全・暮らし、そして人口減少対策について、現地で学ばせていただきました。

▶ 防賀川(新西浜樋門)〈京田辺市〉
地域を守る河川整備の取組について視察しました。
京田辺市のまちづくりと一体的に進められている河川整備の進捗状況を確認し、防災と都市計画が連動する重要性を改めて実感しました。

また、建設DXとしてICTを活用した生産性向上の好事例について説明を受け、今後の建設業の在り方が大きく変わっていくことを感じました。
同時に、こうした先進的な取組を中小建設業にもどう波及させていくか、支援の必要性についても意見交換を行いました。
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防賀川(新西浜樋門)〈京田辺市〉
河川整備とまちづくりを一体で進める計画や国府市との連携事業や予算等について質問いたしました。


▶ 南丹市における移住・定住の取組
令和5年度は48世帯・112人が移住され、京都府内で2位となる実績を上げています。
人口減少が進む中、移住・定住促進に加え、企業誘致や子育て支援を一体的に進める取組について説明をいただき、大変参考になりました。

縁側のある古民家を活用した「最長2年間のお試し住宅」は、実際に地域で暮らし、地域活動に参加しながら生活を体験できる仕組みであり、移住政策の重要なモデルだと感じました。



現場で得た学びを、今後の京都府政、そして地域の持続可能なまちづくりにしっかりと生かしてまいります。


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2026年01月21日

会派での管外調査2日目(1/21)― 広島市に学ぶ、港湾と公共交通から考えるまちの成長戦略 ―

【会派での管外調査2日目(1/21)】
広島港国際コンテナターミナルを視察し、
国際コンテナターミナルおよび出島地区の国際海上コンテナターミナル整備事業、
ポートセールスの取り組みについて説明を受けました。
「荷物の置き場所が不足している」というインフラ整備の課題について、京都舞鶴港の現状と照らし合わせながら質問。
広島港は、マツダをはじめとする自動車産業の集積が港の機能や発展に深く関わっており、
物流と観光の両面で強みを発揮している点が印象的でした。

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広島港国際コンテナターミナルにて。
荷物の置き場不足という課題について、京都舞鶴港の現状と重ね合わせながら、現場で意見交換を行いました。
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広島港国際コンテナターミナルにて。港湾機能と物流を支えるインフラ整備の現状について視察しました。

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広島港国際コンテナターミナルにて。
自動車産業と港が一体となって発展してきた広島港のスケールと役割を、現地で実感しました。

 続いて、広島電鉄株式会社にて、広島駅南口広場の再軽備や、路面電車のメリット、LRTの可能性(現状・課題・展望)について伺いました。
2025年には、京都商工会議所からオーバーツーリズム対策としてLRT導入の本格検討が提案されており、強い関心を持ってお話をうかがいました。ご担当者からは「公共交通政策は、まちづくりそのもの」という力強い言葉をいただき、実際にLRTに乗車しながら説明を受けました。
広島駅の開発も大変素晴らしく、住民目線の利便性向上という観点で、多くの学びを得る一日となりました。

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広島電鉄では、LRTを軸とした公共交通がまちづくりに果たす役割について学ばせていただきました。
広島の地で京都ゆかりの車両🚃を見かけ、思わず嬉しい気持ちになりました。

今回の調査を、京都府・舞鶴の港湾政策やまちづくりに生かしていきたいと思います。
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2026年01月20日

会派での管外調査 1日目(1/20)― 造船業と高専に学ぶ、人材と産業の未来 ―

【会派での管外調査 1日目 1/20】

本日は、造船業と人材育成をテーマに、舞鶴とも深い共通点を持つ呉市で、現場を視察させていただきました。

◆ ジャパンマリンユナイテッド株式会社(呉事業所)
会社概要の説明を受けた後、海事産業の最前線である造船現場を視察しました。
造船業は現在、国の政策においても追い風が吹いており、国際競争力の確保やサプライチェーンの強靭化、人材育成が重要なテーマとなっています。

現場では、
・地域産業振興に向けた取り組み
・産学連携の具体例と今後の展望
・ものづくり技術者の確保・育成
・技能実習生の受入安全管理などの労働政策等

について率直な意見交換を行うことができました。
舞鶴にも拠点を持つ企業として、地域に根ざしながら世界と競う姿勢を改めて実感しました。

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ジャパンマリンユナイテッド(呉事業所)にて、
国の政策としても追い風を受ける造船業の現場を視察しました。
国際競争力や人材育成、地域産業の可能性について学ぶとともに、圧倒的なスケールのコンテナ船と作業現場を間近に見学。
舞鶴にも拠点を持つ企業として、現場の声を今後の政策に生かしていきます。


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日本遺産にも認定されている、戦艦大和を建造するために造られた日本最大級の大屋根。
日本の造船技術の原点と、ものづくりの精神を感じることができました。


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造船業を取り巻く環境や、
技能実習生の受け入れ、人材の確保、呉市や広島県との連携等、現場ならではの課題について意見交換。
数字だけでは見えない実情を知る大切な機会でした。

◆ 呉工業高等専門学校(高専)
続いて、ものづくり人材育成の中核を担う呉高専を訪問。
学校全体の取り組みや、産学官連携による地域産業への貢献、高専と造船・港湾産業との具体的な連携事例について学びました。

2つの視察で、特に印象的だったのは、子ども向け・地域向けの見学会や体験イベントを通じて、地元にある基幹産業や高度な学びの場を、地域の誇りとして育てている点です。これは、舞鶴にとっても大いに参考になる取り組みだと感じました。

また、高専1年生の学生と直接話す機会もあり、「自宅が近所で、子どもの頃からイベントに参加していたことが進学のきっかけ」と語ってくれました。
アニメやロボットが好きで、その“好き”を体系的に学んでいる姿勢に、心から感銘を受けました。
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呉工業高等専門学校
子ども向け見学会や体験イベントを通じて、
地域の基幹産業や学びの場を「誇り」として育てている点が、特に印象的でした。
学生によるアバター作成の実例などもご紹介いただき、
若い世代の自由な発想が、防災やまちづくりといった分野にも生かされていることを実感しました。大いに参考にしたい取り組みです。

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呉工業高等専門学校では、
高度で実践的な学びの場が丁寧に整えられていました。
ここで学ぶ若い皆さんの、これからの活躍が楽しみです。


舞鶴と同様、海軍鎮守府が置かれた歴史を持つ呉市。
産業・教育・歴史が重なり合うまちから、学ぶことの多い一日となりました。
本日の調査を、今後の政策提言にしっかりと生かしていきたいと思います。

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2025年08月21日

「地域公共交通の現状と課題について」(政策環境建設常任委員会 8/19)

 地域公共交通の現状と課題について

 8月19日の政策環境建設常任委員会において、関西大学の宇都宮浄人教授を参考人にお招きし、「京都府の公共交通の現状と課題」についてご講義いただきました。公共交通は地域の暮らしを支える基盤であり、人口減少や自家用車依存の進行など、時代の変化に応じた新たな視点からの検討が求められています。

 またこの日は、京都府立大学の学生さんが、大学と京都府議会との包括連携事業の一環として委員会を傍聴されました。傍聴後には議員との意見交換の場も設けられ、若い世代の率直な声を伺うことができました。学生の皆さんが地域社会の課題に関心を持ち、意見を交わしてくださることは、私たち議員にとっても大変貴重であり、今後の政策検討に新たな視点を与えてくれるものと感じています。

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 ◻︎自家用車依存の実態

京都府は南北に長い地形を持ち、地域ごとに交通事情が大きく異なります。令和3年のデータによると、
•南部地域:自動車分担率 30.6%、公共交通(鉄道・バス)23.8%
•北部地域(舞鶴市を含む):自動車分担率 72.6%、公共交通 3.6%

特に北部では7割以上が自動車に依存しており、「車がないと生活が成り立たない」現状が如実に表れています。



 ◻︎公共交通を巡る課題
•利便性の低下
•運転士など人手不足
•採算面での厳しさ

これらは地元からも多く寄せられる声であり、私自身も2月定例会で代表質問として取り上げました。公共交通は医療や福祉と同様に「生活に欠かせない公共サービス」であり、未来への投資としての視点が必要です。



 ◻︎学びと先進事例

宇都宮教授からは、欧州や国内の先進事例をご紹介いただきました。特に栃木県小山市の「noroca導入」は注目に値します。
•年間定期券(全線)を 8,400円 → 2,400円 に大幅値下げ(サブスク方式)
•2019年導入以降、2025年4月には販売枚数が8倍に!

傍聴していた学生さんからも「このサブスクの発想が心に刺さった」との感想をいただきました。若い世代の視点からも、新しい仕組みづくりを考える必要があると感じます。



 ◻︎公共交通は“社会全体で支える”ものという発想へ

 各市町村では、公共交通の運行を維持するために補助金を拠出しています。これは自治体予算のごく一部ですが、地域の暮らしを支える重要な投資です。地方では公共交通は運賃収入だけでは維持できず、「社会全体で支える仕組み」が不可欠です。高齢者や子育て世代の移動の安心、そして環境政策とも結びつく大切な公共サービスとして、今後ますます重要性を増していきます。

こうした背景のもと、これからの時代には、あれもこれもではなく「あれかこれか」を選び取る姿勢が求められます。限られた財源をどこに優先的に振り分けるのかを判断するためには、将来のあるべき姿を描き、そこから逆算して今を見定める“バックキャスティング”の考え方が重要です。ヨーロッパのように公共交通に多くの予算を投じる事例も参考にしながら、日本としてどの分野に重点を置くべきか、より踏み込んだ議論が必要だと感じます。

その上で私は、地域の暮らしを守り、誰もが安心して移動できる社会を実現するために、公共交通を優先的に力を注ぐべき分野と考えています。単なる赤字補填ではなく、地域の基盤を支え、将来への投資として捉えるべき大切な分野です。

🌱 これからの展望
•高齢者や子育て世代が安心して移動できる環境
•環境政策と一体化した持続可能な交通モデル
•まちづくり・福祉・環境をつなぐ交通施策

 公共交通のあり方は、単なる移動手段にとどまらず、まちづくり・福祉・環境と深く結びつく重要なテーマです。これからも先進事例に学びつつ、現場の声や若い世代の感覚も取り入れながら、持続可能な交通モデルの構築に力を尽くしてまいります。





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2025年07月29日

【政策環境建設常任委員会管外調査2日目】

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 山梨県における次世代エネルギー施策の視察を行いました。山梨県は、日照時間が日本一という特色を活かし、太陽光発電の潜在能力が高い地域であり、その特性を最大限に活用する取り組みが進められています。具体的には、太陽光発電による電力をリチウム電池に蓄電し、余剰電力を活用して水素を生成する革新的なエネルギー管理システムが開発されています。

 令和3年に米倉山で完成した固体高分子型水電解装置や最新のP2Gシステム、地域主導の「やまなしハイドロジェンカンパニー」の取り組みについて説明を受けました。水素社会実現への大きなヒントになりました。

さらに、舞鶴市に工場を構えるカナデビア株式会社(旧日立造船)が山梨県都留市に水電解スタックの量産工場を建設する予定であるとのことで、関心を持ってその経緯や静岡県における企業立地支援について質問しました。現地視察でも詳しい説明を受け、京都府におけるエネルギー産業の発展、次世代エネルギー開発、企業誘致等への応用可能性について検討しました。


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2025年07月28日

政策環境建設常任委員会管外調査

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政策環境建設常任委員会管外調査として、静岡県富士宮市の「防災道の駅 朝霧高原」を調査いたしました。

情報提供施設、自家発電設備、ヘリポートなど防災機能が整備されており、今年度も機能強化が進むとのことで、その進捗状況や課題等についてお伺いいたしました。京都府内では「京丹波味夢の里」が令和7年5月に防災道の駅に認定されています。

また、子育て支援機能として授乳室やオムツの自動販売機なども見学いたしました。特に、能登半島地震において活用された高付加価値コンテナ(コインランドリー等)について、研究し、提言していきたいと考えております。防災拠点について学ぶ有意義な調査となりました。
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2025年05月28日

会派にて東北方面に管外調査を行いました(5/26〜5/28)。


@東松島市スマート防災エコタウン
東松島みらいとし機構(HOPE)
▷平時はエリア内にある太陽光発電によるエネルギーをFITを使用せず域内で消費して運用されており、災害時に「停電しないまちづくり」を目指され、3日から1週間電気供給が可能なレジリエンスモデルについて説明を受け、スマート防災エコタウンの取り組みについて質疑応答・施設見学をいたしました。
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 2日目からは、東日本大震災から14年が経ち、忘れてはならない日として、復興の状況やこれからの災害対策について学ばせていただきました。
A漁業の推進、振興のまちづくりについて@宮城県女川町議会
▷漁村の資源を磨き上げる水産庁の「海業(うみぎょう)推進地区に選定されて取り組みについてうかがい、京都北部の7漁港も先般、申請が採択され京都府海業推進協議会が設立することになり、先行している女川町の取り組みから魅力づくり等を学ばせていただきました。人口の1割近い方々が犠牲となられた女川町では、「防潮堤のないまちづくり」(防潮堤はかさ上げした盛り土の中に隠れている)として復興に取り組まれ、震災以前の土地は、現在の地上から7メートル下にあるとのことでした。住民参加の振興のまちづくりのお取り組みが心に響きました。
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B振興のまちづくりについて@宮城県南三陸町南三陸さんさん商店街
▷復興市の取り組みと災害教育プログラムについて
震災後、すぐに商店の方々が立ち上がって、仮設の商店街としてオープンされ、2017年に本設商店街がオープンし店主の方々による「語り部講話」も行われています。旧防災対策庁舎は、震災遺構として保存されており、当時の状況をうかがい、言葉になりませんでした。3月11日の大震災を忘れてはならないと改めて決意いたしました。
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C東日本大震災遺構・伝承館@宮城県気仙沼市
▷「東日本大震災における対応と課題」について気仙沼市元危機管理監、前館長の佐藤 健一氏から当時の状況等詳しくご説明いただきました。津波で4階まで被災した気仙沼向洋高校の旧校舎が、被災直後の姿を留めたまま保存されています。多くの人に知っていただきたい、訪れていただきたいと思える伝承館でした。
津波発生時の避難の教訓から得た危機管理等について府政に反映していきます。
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D世界遺産を活用した観光振興について@岩手県平泉町議会
近隣府県との広域連携や住民参加の観光施策等もご説明いただきました。京都府内の世界文化遺産は17ヶ所もありますが、京都北部では登録は未だなく、長らく取り組んでおられる天橋立の採択を願う者として大変参考になりました。


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2025年03月30日

「おはら舞ニュースレター My Wave no.35」を発行いたしました

 皆さま、お世話になっております。
「与保呂川さくらウォーキングイベント」に出席してきました。「与保呂の千本桜」をはじめ、各地域での桜の開花🌸が楽しみですね。
また、本日の朝刊に、「おはら舞ニュースレター My Wave no.35」を折込いたしました。2月定例会にて議決されました令和7年度予算概要や、代表質問の内容、活動報告等を記載しています。

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2025年02月17日

京都府議会2月定例会にて代表質問をいたしました(2月17日)


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 中山間地が多い府北部地域は、救急医療機関への搬送時間が平均よりも長く、京都市内等への広域搬送も時間がかかり、高齢化で救急搬送困難事案も今後増加すると予想される中、本府は救急医療体制を提供するため、関西広域連合のドクターヘリ3機を活用しているが、府独自のドクターヘリと基地病院はなく、大災害時や重複要請等の際にセーフティネットを構築できないと危惧されている。京都舞鶴港にヘリポートが整備され、今後検討している基地病院と消防や自衛隊ヘリとの連携など、救急搬送の強化を望むが、平成4年設置の「救急搬送体制のあり方検討委員会」での議論も踏まえた救急医療体制の構築に対する見解と本府におけるドクターヘリの導入に向けた検討状況について、所見を伺いたい。


(知事答弁)
京都府内における救急医療体制についてでございます。
府内の救急医療につきましては、救急患者の重症度に応じて、一次から三次救急までの3段階の体制を整備しているところですが、救急患者の増加への対応など、さらなる体制の強化が必要だと考えております。
また、府内の救急搬送につきましては、全国と比較して搬送時間が短い状況ではございますが、搬送時間に地域差があるなどの課題がございます。
これらの課題について、令和4年度に、救急搬送体制のあり方検討委員会を設置し、救急を専門とする医師などの関係者に意見をお伺いしながら、救命救急センターなどの三次救急医療体制と救急搬送体制のあり方を検討したところでございます。
三次救急医療体制につきましては、近年における救命救急センターへの救急患者の増加に対応した体制強化が必要、広範囲に及ぶ「やけど」などに対応できる高度救命救急センターの設置が必要といった意見がございました。 
こうした意見を踏まえ、三次救急医療体制の強化を図るため、昨年4月に、府内初の高度救命救急センターを2か所指定いたしますとともに、救命救急センターについても新たに2か所の指定を行ったところでございます。                  
救急搬送体制につきましては、二次医療圏を越えた転院搬送において、救急車のみの搬送では時間がかかるなど、広域搬送に課題があること、府内に基地病院を置くドクターヘリの導入は、災害などの有事の際にも有効
といった意見がございました。
京都府といたしましては、広域搬送手段の一つであるドクターヘリについて、特に中山間地域など搬送に時間を要する地域における救急患者の初期治療や、二次医療圏を越えた広域搬送において利点が大きいと考えております。
このため、現在、医師や看護師のマンパワー、医療の質の確保、施設や設備などについて、他府県状況の調査を行いますとともに、関西広域連合において府域で共同運航中のドクターヘリ3機との関係性も踏まえながら、その有用性や課題など、府内に基地病院を置くドクターヘリの導入可能性について検討を行っているところでございます。
今後とも、府域全体での救急医療体制の充実・強化を図ってまいりたいと考えております。




2 府立高校の魅力化について

  少子化の影響による府立高校の小規模化の進行や、私学助成の拡充による私立高校への進学の増加、不登校経験者等の通信制高校への進学の増加など、生徒の学習ニーズや進学先の選択肢の拡大等で多様化が進む中、学校数の少ない府北部地域は府南部地域に比べて選択肢が限られ、教育の質と学びの機会に格差があると考えるが、府立高校の魅力化に関し、次の諸点について、所見を伺いたい。

(1)全国初の「つながる教室」を導入し、世界最先端のICTで全国や世界と遠隔交流を行った宮崎県立飯野高校のように、ICT等を活用した特別な体験と交流を積極的に行い、生徒が地理的制約を超えた質の高い学びを受けられる環境づくりを進め、学びの格差が生じないよう努めていくことが必要と考えるが、ICT等を活用した学びの地域間格差の解消をどのように考えているのか。



本府は、全国に比べ普通科の生徒数の割合が多いことから、既設学科を見直して「新しい普通科」を設置するなど、普通教育の魅力化の推進を掲げている中、飯野高校があるえびの市では、普通科改革事業として探究学習に注力し、地域ぐるみで高校を拠点とした人材育成を図っている。令和9年度からの新しい入試制度の導入や学科・コースの見直しなど、府立高校改革が進められているが、普通科の生徒数が多い特徴を踏まえ、飯野高校のように普通科の特色化を推進し、生徒が通っている学校に誇りを持てるよう、府立高校の再編整備に併せ、普通科改革にも注力すべきと考えるがどうか。


(教育長答弁)
府立高校の魅力化についてでございます。
 地理的条件によらず、どの学校においても興味・関心に応じた質の高い学びができる教育環境を整えることは重要であり、その観点からも、ICTの活用をこれまで以上に進めていく必要があると考えております。
 その実現には、安定した通信環境が不可欠なため、昨年度から各校の通信回線の増強に取り組み、今年度末には完了する予定ですが、さらなる通信環境の安定化を目指して今後も強化を図る予定です。また、今年度は国の事業等も活用し、大画面で臨場感のあるオンライン交流ができる機器の導入や設備の充実などにも取り組んでいるところでございます。
 このような環境整備を活かして、今年度から、同じ興味や関心を持つ生徒が放課後にオンラインでつながる「学びのWEBラボ」事業を試行的に始めました。北部2校、南部4校から25名の生徒が、気象やロボットなどの3つのラボ、すなわち研究室に参加し、京都地方気象台の職員から助言を受けたり、ロボット工学の専門家に指導を受けながら、探究的な学びに取り組んでおります。
 また、各校の特色ある授業や講義を配信する「どこでもスペシャル講座」も試行的に始めており、著名な数学者による数学の魅力についての講義や、企業の経営者による流通や貿易に関する講義など、同時双方向型でオンライン配信し、北部2校、南部6校から100名を超える生徒が受講したところでございます。
 令和7年度は、企業や大学等との連携を強化して、多様なニーズに応えられるラボを開設したり、洛北、嵯峨野、桃山といったスーパーサイエンスハイスクールの先進的な授業を配信するなど、オンラインを活用した取組を本格化するとともに、ICTの利点を活かした各校の取組の充実を支援することで、地理的条件などによらず、すべての学校で質の高い学びに触れる機会を創出できるよう取り組んでまいります。

 次に、普通科改革についてでございますが、議員御指摘のとおり、府立高校において、多くの高校生が在籍している普通科の魅力化・特色化は、高校改革の中でも大きなポイントであると考えております。
 高校改革を進めるにあたっては、生徒一人一人の興味関心や将来なりたい姿といった夢や希望に応えることを第一に考え、家庭環境や経済状況、地域環境に関わらず、自ら努力することで自分の可能性を最大限望む方向に広げられる教育環境を整備していく必要があると考えております。
 これまでから普通科におきましては、幅広い科目を設定することで、総合的に学ぶことができ、柔軟な進路選択が可能となる良さがある一方で、生徒の目的意識が希薄となりがちであったり、各高校の特色の違いがわかりにくいという課題がございました。
 今後は、総合的に学べるという普通科の良さを活かし、例えば、複数の教科の学びによって身に付けた力を活用し、課題や問いに挑戦するコースの設定や、地域の企業や専門家とともに、具体的な地域課題を実際に解消していく取組の実践といったように、各高校の学びを明確化してまいります。
 具体化に向けては、すべての校長と協議を重ねながら、現在の教育課程や教育内容を点検・検証した上で、見直しを図り、その内容を中学生や保護者に正確に、わかりやすく届けられるよう工夫をしてまいります。
 府教育委員会といたしましては、府立高校が、子どもたちの期待にしっかりと応えられるよう、ICTをはじめとした教育環境を整備するとともに、魅力ある教育内容とするため普通科改革を進めてまいります。




3 地域共生社会の実現について

  地域における支え合いや見守り等の支援の充実と地域で安心して暮らすことのできる環境整備が必要となる中、8050問題やダブルケア、ヤングケアラー、ごみ屋敷など、複雑化・複合化している地域住民の課題に市町村が主体的に対応できるよう、新たな地域包括ケアシステムを構築する重層的支援体制整備事業が創設され、府内市町村においても事業が開始されているが、現場の大変さや人手不足等の指摘、関係者間での包括的な支援体制の構築不足により、支援が届かないと危惧されている。本府は平成26年度から「絆ネット」事業を市町村で取り組むよう進めてきたが、今後市町村が重層的な支援体制を構築していく上でどのような課題があり、本府としてどのように支援していくのか、知事の所見を伺いたい。 



(知事答弁)
地域共生社会の実現についてでございます。
少子・高齢化や人口減少が進み、単身世帯が増加するとともに、コロナ禍などの影響により、人と人とのつながりの希薄化や、地域の担い手不足が進んでおり、これまで地域社会が担ってきた支え合いや助け合いなどの機能が徐々に弱まってきていると認識しております。
また、近年、8050問題、介護と育児のダブルケア、ヤングケアラーや、いわゆるごみ屋敷の問題など、地域住民が抱える課題は複雑化・複合化しており、高齢・障害・子育て・生活困窮といった、これまでの属性別の支援体制では、対応が困難となってきております。
 このような状況の中、地域住民が抱える様々な課題に対し、市町村が幅広い相談支援機関や民生児童委員、自治会、地域のNPOなどと連携して、包括的な支援を行うことができるよう、令和3年4月に社会福祉法が改正され、「重層的支援体制整備事業」が創設されました。
 しかしながら、市町村からは、重層的支援体制整備事業の取組に当たって、地域住民が抱える複合的な課題に対する支援のノウハウが不足しており、対応が難しい、地域のつながりが希薄化する中で、地域のNPOや住民との連携や協働をどのように進めていけばよいかわからない、などの声を伺っているところでございます。
このため、京都府では、平成26年度から開始しました地域の見守り支援ネットワーク「絆ネット」のノウハウを活かし、市町村の取組を支援しているところでございます。
具体的には、市町村や支援機関の職員に対する研修会の開催やアドバイザーの派遣などを通しまして、関係支援機関との連携構築や協議の場づくり、住民との協働による地域づくりなどのノウハウを提供することで、市町村が複合的な課題にも円滑に取り組めるよう支援をしております。     
 また、議員御指摘のとおり、市町村や社会福祉協議会におきましては、支援活動に係るマンパワーの不足が課題となっておりますことから、重層的支援体制整備事業の開始にあたりましては、関係機関との調整や地域住民への訪問支援を行う職員などの配置に対し、必要な経費を支援しております。
こうした取組によりまして、京都府内におきましては、現在4市町が同事業を開始しており、令和7年度には、さらに3市が事業開始を予定しているところでございます。
既に事業を開始した市町村におきましては、地域住民の様々な相談に対応する「福祉なんでも相談窓口」の開設、地域の関係者と連携し、住民への寄り添い支援を行う「地域あんしん支援員」の設置、ひきこもり状態や不登校の方を受け入れる居場所の運営など、地域の実状に応じた様々な取組が展開され、複合的な課題を抱える地域住民の支援にもつながっているところでございます。
 今後は、事業実施市町村による事例報告会を開催し、様々な取組から得られた成果やノウハウを、他の市町村や地域の関係者にも共有するなど、重層的支援の取組を横展開してまいりたいと考えております。
 引き続き、市町村や地域の関係者と連携し、ともに支え合い、誰もが安心して暮らせる、あたたかい地域共生社会の実現に取り組んでまいりたいと考えております。




4 地域公共交通について


(1)物価高騰や運転士不足を原因としたバス等の路線の廃止・減便等の影響は、まちの活力低下にもつながり、利便性の低下はさらに府民の公共交通離れを加速させる悪循環になっていると考えるが、持続可能な公共交通の構築に向けた本府の見解はどうか。

(2)公共交通のあり方や課題は地域によって異なるため、地域公共交通会議における合意のほか、既存の公共交通との競合や採算性等も含め持続可能性を考慮する必要があると考えるが、過疎地域等の交通空白地におけるデマンド交通の取組はどうか。

(3)地域公共交通の維持を図る観点から、若手などの人材確保について、企業や関係機関と連携した支援等を進めるべきと考えるがどうか。


(知事答弁)

次に、地域公共交通の構築についてでございます。
鉄道やバスなどの公共交通は、通勤・通学・子育てや通院など地域の生活や経済を支える社会基盤であり、特に車を運転できない方にとりましては、欠くことができない移動手段でございます。
公共交通の確保につきましては、市町村において地域公共交通計画が策定され、地域の実情に応じた公共交通ネットワークの構築に取り組まれております。
地域公共交通計画に位置付けられたバスの不採算路線などにつきまして、京都府は、主に複数市町村にまたがって広域を運行する路線に対し支援を行い、地域の移動手段の維持・確保に努めてきたところでございます。
議員御指摘のとおり、人口減少による利用者の減少や運転士不足の深刻化などにより、バスの減便や路線廃止が相次ぐなど、地域公共交通を取り巻く環境は厳しく、バス路線の維持に係る経費への支援のみでは、地域の公共交通ネットワークを維持していくことが難しくなってきております。
公共交通の持続可能性や利便性を高め、地域の移動手段を確保していくためには、交通事業者のみに頼るのではなく、行政や関係者が連携・協働して地域の輸送資源を効率的に活用する、地域公共交通の「リ・デザイン」を進めていく必要があると考えております。
 既に府内の各地域におきましては、廃止予定のバス路線に代わり、福祉施設の送迎バスや、スクールバスへの一般客の乗り合わせ、地域による自家用有償旅客運送の導入など、地域の輸送資源や人材を活用することで、地域の足を確保する取組が進められているところでございます。
京都府といたしましては、このような地域が主体となった輸送サービスの導入に係る初期費用及び実証運行に要する経費などに対する支援や、路線バスのキャッシュレス化など公共交通の利便性や生産性を高める取組に対する支援のため、今定例会に所要の予算案を提案しているところでございます。
 また、国におきましては、昨年7月に国土交通大臣を本部長とする「交通空白解消本部」が設けられますとともに、昨年11月に「交通空白解消官民連携プラットフォーム」が発足され、自治体や交通事業者と、先進的な技術やサービスを有する民間企業との連携が進められるなど、官民の総力をあげて、交通空白地の解消に向けた取組を推進していくと伺っております。
引き続き、国や市町村と連携し、持続可能な公共交通の確保に取り組む市町村や交通事業者を支援し、地域公共交通の維持・確保に取り組んでまいりたいと考えております。
 次に、デマンド交通についてでございます。
路線やダイヤを定めず、利用者のニーズに応じて柔軟に運行するいわゆるデマンド交通につきましては、過疎地域など、バスやタクシーの利用が難しい交通空白地において、利便性の高い公共交通として期待されております。
 京都府内では、既に17市町村でデマンド交通の導入が進められており、路線バスに代わって導入された、福知山市の「鬼タク」や、南山城村の「村タク」などは、地域住民によって運行が支えられ、地域に欠かせない生活の足として定着しております。
このような地域住民が運行するデマンド交通は、運転手と利用者が顔見知りであるなど、高齢者をはじめ誰もが安心して利用できるといった過疎地域ならではの持ち味が活かされていると伺っております。
こうしたデマンド交通の取組に対し、京都府といたしましても、本格運行までの伴走支援を行いますとともに、地域の足として定着されるよう、市町村への地域生活路線支援補助金について、路線バスから転換したデマンド交通も補助対象とするなど、支援を拡充してきたところでございます。
引き続き、地域の実情に応じた利用しやすい生活交通の確保に取り組む市町村や地域に対しまして、必要な助言や支援を行ってまいりたいと考えております。
 次に、公共交通の人材確保についてでございます。
 議員御指摘のとおり、昨今、バスの運転士不足が公共交通の維持に深刻な影響を及ぼしております。
このため、京都府といたしましては、昨年度から、交通事業者が行う二種免許取得などの人材確保の取組に対しまして、国と協調して支援を行っているほか、若手や女性の運転士確保につなげるため、京都府独自の取組といたしまして、バス事業者が行う、営業所のトイレや休憩室などの労働環境改善に資する整備に対しまして、支援を行っているところでございます。 
さらに、運転士の待遇改善や広域での人材確保に繋げるため、バス事業者が行う従業員用住戸の整備に対する新たな支援を行うこととし、今定例会に所要の予算案を提案しているところでございます。 
議員御紹介の退職自衛官を対象としたバス事業者などへの再就職支援の取組につきましては、昨年10月に陸上自衛隊大久保駐屯地におきまして、国土交通省京都運輸支局と自衛隊京都地方協力本部との共催により「バス・トラック運転体験会及び運送業等就職説明会」が行われました。
 また、消防職員につきましても、大型自動車免許を保有し、地元の道路事情にも詳しく、バス運転士の即戦力として期待されますことから、京都府では、バス事業者と自治体が連携し、定年を控えた消防職員をバス運転士として活用する取組を広めるため、市町村への助言や情報提供に取り組んでいるところでございます。
引き続き、国や市町村などの関係機関と連携・協働し、バス路線の運行支援、地域公共交通の「リ・デザイン」、運転士不足対策などの取組を総合的に進め、地域公共交通の維持・確保に努めてまいりたいと考えております。

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2025年01月22日

【会派管外調査を行なってきました 1/20~22 】

【会派管外調査を行なってきました 1/20~22 】
◯「インバウンド等の対応、
自然・伝説を活用した観光政策について等」
(一般社団法人 高千穂町観光協会@宮崎県高千穂町)
▶️令和6年6月定例会において、「地域の歴史・伝統・文化の伝承について」質問しましたが、高千穂町では、小学3年生から総合学習において、地域の伝承や民話等を学ぶようになったということです。地元の自然や伝承等を知ることで子どもたちが地域に誇りを持ち、ひいては観光政策にも繋がっていることを確認できました。
観光協会の方の「真の国際人は郷土のことを語れる人材である」というお言葉が響きました。

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◯中心市街地における子育て支援、木育広場について等」
(「子育て支援センター「ことこと」@宮崎県日南市)
▶️子育て世代へのアンケートを元に、「雨が降っても遊べる場所」というニーズから、子育て施設を設立。
地元の飫肥杉を木育の規模は全国でトップクラスで市外、県外の方も利用できる(野球のベースキャンプの応援等一時預かりも可能等、子育て世代がリフレッシュのために気軽に使える工夫)等、参考になりました)。

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◯「通過型観光から滞在型観光について」
(飫肥食べあるき・町あるき事業/
飫肥城下町保存会@宮崎県日南市)
▶️地域の観光名所にて、課題になるのが通過型で滞在時間が少なく、観光消費に繋がらないことです。施設等見学や食べ歩きをセットにしたチケット、マップを作成することで、効果を挙げられており地域でどのように反映できるか検討していきたいです。

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◯「ICT繋がる教室の取り組みについて成果と課題、
・探求活動について(国内・海外の取り組みについて)」
宮崎県立飯野高校@宮崎県えびの市
(*全国で初めてNTT西日本のCMでおなじみの「つながる教室」を導入した高校)
▶️少子化の中で、魅力ある高校づくり、「新しい普通科」の取り組み等、大変参考になりました。地域の課題解決に向けて、主体的に地域に出て取り組む学生の活動事例をうかがい、人材を育てる人が人材だと改めて感じた次第です。

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◯「AIを活用したオンデマンド交通の「きりしまMワゴン」運行について成果と課題、持続可能な地域公共交通の構築について(運転免許返納後の高齢者等の利用促進等)」
@鹿児島県霧島市役所
▶️地域の足の確保は、地方都市にとって切実な課題です。地元でも多くの要望をいただいています。民間の活力を活用しながら、バス、タクシー会社とも連携しながら先を見据えて交通空白地を埋めていくコンセプトや取り組みは大変参考になりました。常に地域の方からのお声をフィードバックして利便性を高めるために検証されていることも素晴らしかったです(子育て世代がお子さんの習い事の送迎の負担を「きりしまMワゴン」を子どもだけでも活用できるようにする等)。高齢者の方に限らず、20代の利用が多いこと等意外でありましたが、全世代に優しいことも重要です。

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今回の調査での学びを2月定例会代表質問でも取り上げ、京都府政や地域に反映できるよう尽力してまいります。
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2024年12月08日

12月定例会にて一般質問いたします12/10

 12月2日から19日の間、京都府議会12月定例会が開会しています。
先日は、後援会の皆さまにお世話になって「舞ニュース」を早朝ポスティングさせていただきました。

 ・12/7(土)
「西脇知事と行き活きトーク」@西駅交流センター
「丹鉄フェスティバル2024」に参加してきました^^
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宮津線の次の100年に向けて知事と地元関係者や鉄道ファンの著名な方との意見交換会。神崎観光協会の方々からも公共交通、地域の誇るべき資源を守る熱い思いを西脇知事に届けられました。
 公共交通は高齢化が進む中、益々重要になってきます。利用促進、利便性向上、人手不足対策等、研究し提言していきます。

⭐️令和6年12月定例会にて一般質問いたします⭐️
12月10日(火)4番目 15:15頃
 ・不登校について
 ・気候変動に伴う対応について
(漁業振興/米不足対策/舞鶴市の高潮対策)
(京都府議会インターネット中継*録画中継は、ライブ中継終了後、およそ3日後からご覧いただけます。)
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2024年09月11日

【9月9日・10日 会派にて管内調査(京都北部地域)を行いました】


*京都府漁協舞鶴支所(舞鶴市)
・高度衛生管理
・漁業の担い手の現状について等

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*京都府丹後農業研究所(京丹後市)
・温暖化の影響による米作物の状況について等

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*京都府立医科大学附属北部医療センター(与謝野町)
・北部地域の医師不足対策と現状について
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*株式会社ローカルフラッグ(与謝野町)
・ローカルベンチャー、UIターンの取組について
・与謝野町特産のポップを活用したクラフトビールの販売について


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*中丹広域振興局(舞鶴市)
・中丹広域振興局の地域振興計画推進費について
・新興感染症への対応について
・意見交換等

 今期特に力を入れている”Uターン政策の強化”という視点からも若い人に選ばれ、全ての世代の方々の安心安全で暮らしやすい地域社会づくりには、@雇用、A医療、B教育の三本柱の取り組みの重要性を改めて認識し、各方面にあたりながら提言していきます。

 2日間、現場の声をうかがい、課題と対策について有意義な調査と活発な意見交換を行うことができ、来年度に向けての予算要望にまとめ、提言をしていきます。
お世話になりました皆様に心から感謝いたします。

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2024年09月06日

【先月の活動報告:志に向き合う】

【先月の活動報告】
*8/19 松下政経塾での研修(神奈川県茅ヶ崎市)
京都市内で毎月開催の佐藤悌二郎先生(松下幸之助研究の第一人者 @PHP研究所)の勉強会を松下政経塾にて合宿開催。今回のテーマは「新党構想」。同志の皆さんと、日本の行く末を憂いた松下幸之助塾主の強い強い思いを共有しました。
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*8/22-23 関西広域連合議会にて質問(鳥取県米子市)いたしました。

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(動画)
https://m.youtube.com/watch?v=IXKhHJEVQuY...
【11番目】3:32:00〜3:55:50頃に質問
1 地方分権の推進と双眼構造の実現に向けた取組について
2 災害対策と国民保護について
(1)令和6年能登半島地震を踏まえた自衛隊等との連携体制と危機管理対応に
ついて
2) 国民保護法に基づく関西広域連合の取組について
3 日本海側国土軸の形成について


*8/26 政策実現セミナーにて府議会報告@JMUの働く仲間の皆さん
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感謝の日々です。

#おはら舞 #小原舞 #京都府議会議員 #舞鶴市 #松下政経塾 #関西広域連合議会
#府議会報告
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2024年09月03日

【9月3日 会派で京都府南部地域にて管内調査】


*こども・親子誰でも通園制度の取り組みについて@みんなのき三室戸こども園(宇治市)
→ 二組の親子さんが通園されていました。利用することによって育児の悩みなどの共感、気持ちのリフレッシュに繋がっているとのことです(1日3組の予約制、33組の利用実績)。
https://www.pref.kyoto.jp/.../press/2024/6/oyakotue.html
京都府下13施設(京都市4施設、宇治市9施設)

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*(株)kurosaka@宇治田原町
 DX化による働きやすい職場環境づくり、自社調理の食堂、子連れ出勤、男性育休の全員取得等、大変参考になりました。

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*京都府宇治市立笠取小学校
京都府初の特認入学制度校です。
(特認入学とは、校区外の子どもの入学を一定の条件の下に認める制度)
全生徒数17人中、区外から通う児童は16人。JR宇治駅まで車で20分という立地で豊かな自然の中で地域の方々の熱意と愛情の中で、子どもたちがのびのびと学ぶことができる素敵な学校でした。参考にさせていただきたいです。

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*山城広域振興局にて新興感染症等概要説明等意見交換

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6ヶ所の調査全て濃密で有意義でした。この気付きと学びを政策に落とし込み、来年度の予算要望にも反映していきたいと思います。
#おはら舞 #小原舞 #京都府議会議員 #舞鶴市 #管内調査 #京都府南部
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2024年08月29日

【8/22 関西広域連合議会@鳥取県米子市 8月定例会にて質問いたしました(質問全文掲載)】

8月22日 関西広域連合議会にて質問(鳥取県米子市)いたしました。

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(動画)
https://m.youtube.com/watch?v=IXKhHJEVQuY...
【11番目】3:32:00〜3:55:50頃に質問
1 地方分権の推進と双眼構造の実現に向けた取組について
2 災害対策と国民保護について
  (1)令和6年能登半島地震を踏まえた自衛隊等との連携体制と危機管理対応について
  (2)国民保護法に基づく関西広域連合の取組について
3 日本海側国土軸の形成について


(質問全文・答弁)
1 地方分権の推進と双眼構造の実現に向けた取組について

 昨年の11月定例会においても、関西広域連合の原点とも言える「分権型社会の実現」(関西広域連合設立の原点に立ち戻り、どのように出先機関改革を進めていかれるのか)についておうかがいしました。

 三日月連合長からは、分権型社会の実現はまだ道半ばの状況という認識のもと、「関西広域連合といたしましては、引き続き、関西圏域における広域行政の成果を積み重ねることに努め、事務・権限の受け皿たる能力を示すことにより、国の事務・権限の移譲につなげていきたい」とご答弁いただきました。

 「令和7年度国の予算編成に対する提案」では、「国土の双眼構造の実現」として首都機能バックアップ構造の構築が掲げられています。

 自然災害が激甚化、頻発化する中で首都直下型地震や有事の際を想定した危機管理体制の確保は急務でありながら、政府の業務継続計画の中でも官邸等の東京圏外の代替拠点は現在のところ決まっておらず、首都中枢機能が被害を受けた際には東京圏内の立川市に防災拠点や災害対策本部を置くことになっているのが現状です。

 東京圏外の候補地としては、平成24年の中央防災会議の中間報告において、様々な観点から「国の東南海・南海地震等の大規模地震を想定してあらかじめ定められている現地対策本部の設置予定箇所(大阪)及び各省庁の地方支分部局が集積する各都市(札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡など)を代替拠点としてあらかじめ設定し、被災の状況等に応じて、このうちから業務を継続する代替拠点を決定することとすべき」とのように、複数の地域で、首都機能のバックアップ構想の取り組みが行われ、それぞれ国に要望している状態です。

 そのような中、令和5年7月の新しい国土形成計画全国計画(第三次計画)が掲げる国土構造において首都圏、名古屋圏、大阪圏の三大都市圏を包含するエリアを指す「日本中央回廊」の形成により東京に集中している機能のバックアップ体制の強化を図ると記載されました。

 なぜ関西がバックアップ機能にふさわしい圏域なのかという論点は、多数列挙されておりますが、関西にしかない強みとして、京都御所をはじめ歴史・文化に恵まれ、皇室の安心・安全と永続を実現するための双京構想があり、文化庁の京都移転等、全国で唯一政府機関の移転が実現している圏域であることが注目されます。

 また、国への要望の中に首都機能バックアップ構造の構築に向けて「平時より、非常事態を想定した備えとして、国会審議や各省庁の業務を一定期間、関西で実施するなど」の社会実験の実施を挙げられています。

 関西広域連合議会でも、8月定例会は構成府県が持ち回りで地元開催され、今議会は鳥取県で行われていますが、これも大規模災害を想定した訓練の一環になっていると思われます。
 京都府では、平成28年9月に史上初の取り組みとして大規模災害で議会棟が被災した場合を想定して私の地元 舞鶴で京都府議会北部開催が行われ、2日間にわたり、代表質問を行い、地域住民をはじめ地元高校生や近隣市町の自治体議員の方々など800人以上が傍聴に来られました。
 国会審議等の関西実施の社会実験の実現には、関西広域連合においても非常事態を想定した対応訓練や、今回のような持ち回り開催の議会を活用して圏域内の住民に開かれた議会や構成府県の市町村の参画等の実績を積み上げていくことも必要ではないかと考えます。
 
令和5年12月の第33次地方制度調査会答申において、初めて関西広域連合の取組を具体的に評価する文言や関西広域連合と国とが協議により調整を行う等の新たな枠組みに関する記述が盛り込まれたことは、まさに三日月連合長が述べられたように、関西広域連合の数々の成果の積み重ねと事務・権限の受け皿たる能力を示してきた結果と言え、関西広域連合と国との協議の場が持たれることで次なる段階に上がることを期待するものです。

 そこで、関西広域連合において地方分権の推進と双眼構造の実現に向けた取り組みについて、課題と今後の展望についておうかがいいたします。

(三日月広域連合長(本部事務局)答弁)

 関西広域連合では、これまで、分権型社会の実現を目指し、国に対し、事務・権限の移譲や首都機能バックアップ構造の構築を強く求めてまいりました。

 文化庁の京都移転が実現するなど、政府機関の移転について一定の成果が出てきておりますものの、事務・権限の移譲については大きな成果は得られておらず、道半ばの状況でございます。
 また、政府機関の移転についても、先ほど来やりとりがありましたように、まだまだ不十分な状況もあるところでございます。

 議員お示しのとおり、第33次地方制度調査会答申においては、関西広域連合の取組を評価する文言や関西広域連合と国が協議・調整を行う枠組みに関する記述が盛り込まれました。
こうした枠組みを制度化することと、「広域行政ブロック単位の広域連合」が担う役割の抜本的な拡充により、事務・権限の移譲を進めることを、国に求めてまいりたいと存じます。

 また、関西は、首都圏と同時に被災する可能性が低く、京都御所があることや、行政、経済等の機能が集積し、交通輸送手段等も充実しておりますことから、双眼構造の一翼を担うにふさわしい圏域であると考えており、引き続き、首都機能バックアップ構造の構築を国に働きかけてまいりたいと存じます。


 関西全体の広域行政を担う責任主体として、地方分権改革の推進及び国土の双眼構造の実現に取り組み、分権型社会を先導する関西を目指してまいりたいと存じます。




2 災害対策と国民保護について
(1)令和6年能登半島地震を踏まえた自衛隊等との連携体制と危機管理対応について


 能登半島地震においては、元日に最大震度7の地震が起こったこと、国の地震調査委員会によると2020年から30年間に震度6弱以上の揺れが起きる確率は「0.1%〜3%未満」とされていたこと等、いつ、何時、どこで災害が起こるのか想定することは難しく、平時からの備えの重要性を改めて実感させられました。
 関西広域連合においては、地震の発生を受けて、被害が特に甚大な石川県内6市町へのカウンターパート方式による支援を実施し、現在においても災害対策支援本部体制を維持していただいています。
 そこで、今回の能登半島地震の支援における課題とその検証についておうかがいいたします。


 現地に派遣された職員の方々から様々な気付きや課題等を共有し、検証を行い、来年度に改訂される「関西防災・減災プラン」に反映し、災害対応力のさらなる強化を進めていただくとともに、訓練等を通して災害対応の練度を上げていくことが重要です。

 令和6年度 近畿府県合同防災訓練等は、10月に京都府の中北部における大雨と直下型地震の複合災害を想定した合同訓練となり、関西広域連合も応援・受援訓練を一体的に行うことになっています。この訓練では、自衛隊等施設が集積する土地柄、福知山の陸上自衛隊による救助や、地元 舞鶴の海上自衛隊によるDMATと連携した医療救護と、艦船による救援物資の輸送活動や海上保安庁等の実働部隊が連携した大規模な訓練となります。

 
能登半島地震ではインフラの未整備による救助や復旧復興の遅れが課題となり、陸海空路を活用した救援・救助を効果的に行うためには、災害の検証と自衛隊等の実働部隊との平時からの連携・調整が必要かと思われますが、関西広域連合として自衛隊等との連携体制と危機管理対応についておうかがいたします。


(齋藤委員(広域防災局)答弁)
 災害発生時の人命救助などの各種対応を行うためには、広域実動機関である消防、警察に加えまして、自衛隊への災害派遣要請を迅速かつ的確に実施し、連携して活動を行うことが必要でございます。
このため、情報連絡体制を整備するなど、平素から緊密な連携を図ることが重要です。
 令和5年度は、関西広域連合や構成団体において実施する訓練に自衛隊の参加を得て、海上での物資積載や災害復旧用資材の空輸を実施していただきました。また、自衛隊が実施する訓練やセミナーに構成団体が参加するなど、双方の訓練等への参加を通じて実効性を担保するとともに、平時からの相互の連携強化を図っています。

 令和6年能登半島地震においては、半島特性などにより進入・活動が困難である中、陸海空からの孤立住民の避難や物資輸送、長期化する避難生活での入浴などの被災者支援をはじめ、改めて自衛隊の重要性を認識しております。

 このため、4月には連合長自ら関西広域地域を担任する中部方面隊などの自衛隊指揮官と連携強化に向け、意見交換を実施されました。今後も、南海トラフ地震等、大規模災害等発生時に住民の生命・財産を守り、安全・安心を確保できるよう、関西広域連合としては、構成団体とともに、自衛隊との連携を更に強化してまいります。



(2)国民保護法に基づく関西広域連合の取組について

 次に、国民保護についておうかがいいたします。
 台湾有事への懸念が高まる中、沖縄県の離島からの12万人の避難民を九州・山口8県で受け入れる政府避難計画を九州地方知事会が了承し、「武力攻撃予測事態」を見据えた訓練等が行われる等の動きが出てきています。
 「国民保護法」には、有事の際、国や自治体、それに指定公共機関が国民の生命や財産を守るため、住民の避難や救援などにあたることが定められています。

 この問題に関心を抱いたのは、昨年、石垣市において安全保障の勉強会に参加し、中山石垣市長や危機管理や国民保護を専門とする国士舘大学の中林啓修准教授等の方々から、「抑止力と国民保護法」というテーマの議論をうかがい国民の生命・財産を守る「国民保護」がほとんど進んでいない状況を知り、危惧を覚えたからです。

国民保護法成立から約20年が経ちますが、長らく有事を想定した対策や議論も進んでおらず、市町村の担当職員も他の業務と兼務の場合が多く、国民保護に精通した職員がいないのが現状と言われています。
 さらに、ジュネーブ条約で定められた国民保護に従事していることを示すオレンジ色地に青色の三角形の「特殊標章」は、万が一、武力攻撃事態等が起きた際に、国民保護に係る職務に従事する者が安全に活動できるようになるため、武力攻撃事態等においては、必ず特殊標章等を交付し、着用させるとあるように、平時より準備をしていなければならないと思われます。
昨年の沖縄市議会の国民保護に関する質問では、避難誘導等の際に使用する特殊標章(腕章、帽章、ヘルメット章、自動車章等)の準備・保管について、(その時点で)特殊標章の整備は行なっておらず、今後早急に取り組んでいくとのことでした。おそらく、全国の都道府県、市町村においても整備されていないのが現状であると推測されます。

 防衛省にてうかがうと、昨年、武力攻撃事態の際の「統制要領」を想定した海上自衛隊と海上保安庁の初の共同実動訓練が行われ、巡視船が住民を乗せ避難させるケースを想定して、「特殊標章」を巡視船のマストや甲板等に表示して、見え方を検証されたとのことで、その重要性は認識されています。

 国民保護法は、「日本が武力攻撃を受けたときや大規模テロにさらされたとき、国民の生命・財産を守る方法を定めた法律で、「避難」、「救援」、「武力攻撃に伴う被害の最小化」を3つの柱として、国、都道府県、市町村や指定公共機関等の役割が規定」されていますが、関西広域連合としてどのように取り組まれるのかご見解をおうかがいいたします。


(齋藤委員(広域防災局)答弁)
 国民保護法では、武力攻撃事態等における国民の保護のための仕組みとして、国の指示に基づき、避難指示や救援の実施等について、府県が市町村と連携し対応することが定められております。外交・安全保障に関する事項は国の専権事項であります。対応の主体は府県となりますが、府県市民を保護する観点から、広域での対応も必要であり、関西広域連合として、各構成団体と連携し、万一の事態に適切に対応することは重要であると考えております。

 令和5年度には、近年の国際情勢や連合議会からの御意見等を踏まえ、「武力攻撃及び緊急対処事態における攻撃による災害等」を関西防災・減災プランの対象とし、避難者及び傷病者の受け入れや食品・飲料水・生活必需品の提供等の広域での応援・受援の調整について、各災害対策編を準用し対応することを総則に規定いたしました。

 令和5年度に大阪府が国とともに実施した国民保護訓練に、近隣府県とともに関西広域連合としても参加いたしました。

 今後、関西広域連合として、避難施設の拡充、特殊標章の整備等の平素からの備えや、国民保護協議会における協議や訓練等を通じた関係機関等との連携強化等、事態発生時に迅速・適切に対応できるよう、構成団体に対し促してまいります。




3 日本海側国土軸の形成について

 2011年11月11日に日本海側拠点港として京都舞鶴港と境港が選定され、京都舞鶴港においては、令和4年に神戸港と京都舞鶴港をつなぐ国際フィーダー航路が新たに開設される等、モーダルシフトの観点に加えて、より強靱ネットワークを提供できるようになっています。東日本大震災においては、日本海側の新潟県が最大の救援センターの役割を果たしたように、東京一極集中の是正、今後30年以内に起こる可能性が高いとされる南海トラフ地震等に備えるためのリダンダンシーの確保の観点からも、太平洋側に加えて日本海側国土軸の形成と太平洋側との相互連携の構築はますます重要になってきています。

 一方で、日本海側国土軸としての役割を担う山陰近畿自動車道は日本海側唯一の高速道路のミッシングリンクとなっており、全線事業化の目処も立っておらず早期整備が求められます。
 また、山陰新幹線においては起点の大阪市から日本海側の主要都市を経由して、下関市を結ぶことで日本海側国土軸を形成する基本計画は、昭和48年に閣議決定されてから半世紀も計画が進展していないのが現状です。
京都北部地域は、陸海空の自衛隊基地、海上保安本部が集積する国防の拠点、関西経済圏を支えるエネルギーの拠点でもあり、高速道路、鉄道がつながることによって山陰地方における新たな連携・交流が生み出されること、発展する対岸の東アジアとの交流、海上の安全、太平洋側の大規模災害におけるリダンダンシー確保の観点からも日本海側国土軸の形成は非常に重要になっております。


そこで、日本海側国土軸の形成についての三日月連合長の御見解をお伺いいたします。


(三日月広域連合長(本部事務局)答弁)
 日本海国土軸の形成は、災害時におけるリダンダンシーの確保はもとより、東京一極集中を是正し、国土の均衡ある発展を実現するためにも、極めて重要であると認識しております。

 日本海側拠点港に選定されております京都舞鶴港及び境港においては、
・日本海側ゲートウェイとして物流・人流の活性化
・太平洋側港湾との機能分担や相互補完による災害時におけるリダンダンシー確保
の役割が期待されており、その港湾機能の強化については、これまでも国に対して要望しているところでございます。

 山陰近畿自動車道は、北部関西の広域的なネットワークの軸となる路線であり、ミッシングリンクの早期解消が不可欠であると認識しております。また山陰新幹線については、基本計画に位置づけられたまま50年以上が経過し、未だ建設の目途が立っていない状況であります。そのため、関西広域連合では、国に対し、
・山陰近畿自動車道の事業推進
・山陰新幹線の法定調査の早期実施
を強く求めているところでございます。

 日本海側における港湾機能の強化や、高速道路・高速鉄道の整備促進は、日本海側と関西都市圏や太平洋側との連携・交流をより活発化させ、関西が有するポテンシャルを一層発揮させることに繋がると考えております。
昨日こちらへ参りますときも、滋賀県から京都府北部、更に但馬地域を経由して、鳥取市から米子市に入ってきました。正に、日本海側の可能性を感じながら、かつ、課題をどう乗り越えていくかを考えながら参ったところです。
 是非、日本海国土軸の形成に向けた国への働きかけを皆さんと力を合わせて実施してまいりたいと存じます。




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2024年07月26日

【7月26日 農商工労働常任委員会管外調査二日目(静岡県)】


▶️伊豆市における有害鳥獣処理及びジビエ利活用の取組について@伊豆市食肉加工センター(イズシカ問屋)(静岡県伊豆市)


・全国的にも珍しい公設公営の食肉加工施設「食肉加工センターイズシカ問屋」を開設(平成23年4月)。
・捕獲から食肉加工、残渣処理まで施設内で完結でき、処理加工施設の新たなあり方として運営。
https://www.pref.shizuoka.jp/.../com.../1040780/1028230.html
(静岡県HP)
*最近、地元でも増え続けるシカの有効活用としてペットフード(犬用のシカ肉のジャーキー等)の加工等の問い合わせがあります。
捕獲後、多くは山へ埋められるため、いのちあった動物を有効活用し、個体の買い取りを行うことによって狩猟者の負担の軽減、捕獲意欲の増進につなげる取組で大変参考になりました。

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シカを2人体制で20分ほどで解体されます。

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真空パックに入った冷凍シカ肉。

 京都北部では、京都府福知山市にある「中丹地域有害鳥獣処理施設」(大江町三河)がありますが、焼却頭数が急増しております。有効活用の道を研究、提言していきます。



▶️静岡県における「アグリ・オープンイノベーション(AOI)プロジェクト」の取組について@AOIーPARK)(静岡県沼田市)



「AOIプロジェクト」は、先端的な科学技術の活用による革新的な栽培技術開発を進め、農業の飛躍的な生産性向上を図るとともに、産学官金の参画を得て、農業を軸とした関連産業のビジネス展開を促進するプロジェクトです。
*高糖度・高機能性(GABA)トマトを生産できる養液栽培システムの開発など実際にハウスの中に入って視察させていただきました。

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高糖度・高機能性(GABA)トマト:植物の重さを指標にして(ヤシガラ培地を詰めたポット)、適切なタイミングで必要な培養液を自動給液する”給液制御システム”を開発されました(特許出願中)。

 これらの知見が蓄積され、生産性を向上させて新規就農者が参入しやすくなるようにとのことです。
 海外に比べて遅れている化学農薬、化学肥料の低減、有機栽培等について関心を持っており、引き続き調査していきます。
2日間、有意義な調査となりました。
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