2025年09月15日

【第3回】人間を中心に据えた政治とは何か

【第3回】人間を中心に据えた政治とは何か

― 松下幸之助塾主「新しい人間観」の本質にふれて ―


◆ 政治の原点は「人間とは何か」の問いから

政治とは、制度や法律を整えること自体が目的ではありません。
その原点は常に、「人間とは何か」「人間はどう生きるべきか」という根源的な問いにあります。ここを見失えば、どれほど立派な仕組みも空洞化してしまいます。

松下幸之助塾主は、松下政経塾の開塾にあたり、まず塾生に「人間を把握すること」を説かれました。

最初に学ぶべきは憲法や政策論ではなく、「人間をどう捉えるか」という根本的な人間観です。制度や仕組みがいかに整っていても、人間へのまなざしが誤っていれば、やがて形だけのものとなり、本来の役割を失ってしまうからです。

教育・医療・福祉――あらゆる政策は、つまるところ「人が幸せに生きるための手段」です。
その根底には、「人間の可能性を信じ、引き出す」ことへの確信がなければなりません。

この確信こそ、私が日々立ち返る原点であり、松下幸之助塾主が提唱された『新しい人間観』に、その思想は明快に示されています。


◆ 「人間は万物の王者である」――かつての私は戸惑っていた

塾生時代、「新しい人間観」を読み、その考察を書く課題に取り組んだ私は、率直に戸惑いを覚えました。
中でも「人間は万物の王者である」という一文に、強い違和感を抱いたのです。

その背景には、2008年に地元舞鶴の引揚記念館での研修企画がありました。
当時、ある語り部の方が語ってくださったお話ーー


敗戦後、ソ連軍の侵攻を前に女性や子どもたちは、生き延びる術を失い、命を絶つ選択を強いられた――中には、軍部から渡された青酸カリを手に取らざるを得なかった、という証言も伺い、私は大きな衝撃を受けました。

この現実を前にして、戦争の悲惨さ、人間の愚かさや弱さを直視せざるを得ず、「人間は偉大な存在だ」と語る言葉を素直に受け入れることができなかったのです。


◆ 今、毎朝唱える「新しい人間観」が教えてくれるもの

年月を経たいま、私は少しずつ塾主の言葉の真意に触れられるようになってきました。

現在、私は毎朝
•「新しい人間観」
•「新しい人間道」
  他


を声に出し、心静かに唱える習慣を続けています。

この繰り返しの中で、かつて理解しきれなかった言葉の深みが、少しずつ心に沁みてくるようになりました。
また、松下幸之助研究の第一人者である佐藤悌二郎先生から、PHP研究所での月1回の定例勉強会で「新しい人間観」についての連続10回講座を受けたことも、理解を深める大きな助けとなりました。


「新しい人間観」に込められているのは、人間の現実の弱さや矛盾を受け止めつつ、それでもなお「人間は本来、生成発展する尊い存在である」という信頼と希望の哲学です。

▷ 全文はこちらからご覧いただけます
https://konosuke-matsushita.com/keywords/human-nature-universe/no5.php

※出典:PHP総合研究所「松下幸之助.com」より。


◆ 「王者」としての責務と、「衆知」の力

「人間は万物の王者である」と述べた塾主の真意は、決して傲慢な支配を意味するものではありません。

原文にもこうあります:

「真の王者であるということは、自己の感情、欲望、愛情などにとらわれず、正しい価値判断に努めて、人間として万物それぞれを生かし、広く共同生活を向上進歩させようということ」

この“王者”とは、私利私欲を離れ、自然の理法に順応し、社会全体を調和に導く存在のことです。
そして人間は、個々では不完全な存在であり、「衆知」――すなわち多くの人の智慧が融合することで初めて、天命を果たすことができるとも説かれています。

この考え方は、まさに現代における民主主義・自治・共生の基盤とも重なります。


◆ すべては「結局みんなが幸せになればええんや」に集約される

「新しい人間観」は、宇宙や自然の理法といった壮大なビジョンを掲げていますが、塾主の根底にあったのは、きわめて人間らしい優しさでした。

「結局みんなが幸せになればええんや」

この一言に、すべてが凝縮されていると、今の私は感じます。

政治とは、本来、人々の幸福のためにあるもの。
制度や政策をどれだけ整えても、「人を幸せにしたい」という原点を見失えば、本質を見誤ってしまいます。



◆ 志を共有する仲間とともに

9月14日、私は松下政経塾(茅ヶ崎市)を訪れ、同期(28期生)の仲間たちと再会しました。

私たちの同期であり、衆議院議員として教育政策に尽力した宮川典子さんの七回忌に献花式、偲ぶ会を執り行い、塾で共に学んだ日々や現況について語り合い、志に向き合いました。

「志に生きるとは何か」

それぞれが試練を抱えながらも、今なお志の道を歩み続けています。
私もまた、「人々の幸せを追求し、その力(天分)を生かす政治」を地方から実践し続けていくことを、改めて胸に誓いました。

松下幸之助塾主の教えに立ち返りながら、仲間とともに志を磨き、これからも歩んでまいります。

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🌱次回予告

次回【第4回】のテーマは
「素直な心」が組織と社会を変える。

経営の現場で培われた松下幸之助塾主の哲学――
「素直な心」が、なぜ今、政治・行政の現場でも必要とされるのか。
共感する力、聴く姿勢、謙虚なまなざしを軸に、リーダーシップと組織づくりの本質に迫ります。

🌳公開予定日:2025年10月15日(水)

ぜひ次回もご覧いただければ嬉しいです。






2025年08月21日

「地域公共交通の現状と課題について」(政策環境建設常任委員会 8/19)

 地域公共交通の現状と課題について

 8月19日の政策環境建設常任委員会において、関西大学の宇都宮浄人教授を参考人にお招きし、「京都府の公共交通の現状と課題」についてご講義いただきました。公共交通は地域の暮らしを支える基盤であり、人口減少や自家用車依存の進行など、時代の変化に応じた新たな視点からの検討が求められています。

 またこの日は、京都府立大学の学生さんが、大学と京都府議会との包括連携事業の一環として委員会を傍聴されました。傍聴後には議員との意見交換の場も設けられ、若い世代の率直な声を伺うことができました。学生の皆さんが地域社会の課題に関心を持ち、意見を交わしてくださることは、私たち議員にとっても大変貴重であり、今後の政策検討に新たな視点を与えてくれるものと感じています。

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 ◻︎自家用車依存の実態

京都府は南北に長い地形を持ち、地域ごとに交通事情が大きく異なります。令和3年のデータによると、
•南部地域:自動車分担率 30.6%、公共交通(鉄道・バス)23.8%
•北部地域(舞鶴市を含む):自動車分担率 72.6%、公共交通 3.6%

特に北部では7割以上が自動車に依存しており、「車がないと生活が成り立たない」現状が如実に表れています。



 ◻︎公共交通を巡る課題
•利便性の低下
•運転士など人手不足
•採算面での厳しさ

これらは地元からも多く寄せられる声であり、私自身も2月定例会で代表質問として取り上げました。公共交通は医療や福祉と同様に「生活に欠かせない公共サービス」であり、未来への投資としての視点が必要です。



 ◻︎学びと先進事例

宇都宮教授からは、欧州や国内の先進事例をご紹介いただきました。特に栃木県小山市の「noroca導入」は注目に値します。
•年間定期券(全線)を 8,400円 → 2,400円 に大幅値下げ(サブスク方式)
•2019年導入以降、2025年4月には販売枚数が8倍に!

傍聴していた学生さんからも「このサブスクの発想が心に刺さった」との感想をいただきました。若い世代の視点からも、新しい仕組みづくりを考える必要があると感じます。



 ◻︎公共交通は“社会全体で支える”ものという発想へ

 各市町村では、公共交通の運行を維持するために補助金を拠出しています。これは自治体予算のごく一部ですが、地域の暮らしを支える重要な投資です。地方では公共交通は運賃収入だけでは維持できず、「社会全体で支える仕組み」が不可欠です。高齢者や子育て世代の移動の安心、そして環境政策とも結びつく大切な公共サービスとして、今後ますます重要性を増していきます。

こうした背景のもと、これからの時代には、あれもこれもではなく「あれかこれか」を選び取る姿勢が求められます。限られた財源をどこに優先的に振り分けるのかを判断するためには、将来のあるべき姿を描き、そこから逆算して今を見定める“バックキャスティング”の考え方が重要です。ヨーロッパのように公共交通に多くの予算を投じる事例も参考にしながら、日本としてどの分野に重点を置くべきか、より踏み込んだ議論が必要だと感じます。

その上で私は、地域の暮らしを守り、誰もが安心して移動できる社会を実現するために、公共交通を優先的に力を注ぐべき分野と考えています。単なる赤字補填ではなく、地域の基盤を支え、将来への投資として捉えるべき大切な分野です。

🌱 これからの展望
•高齢者や子育て世代が安心して移動できる環境
•環境政策と一体化した持続可能な交通モデル
•まちづくり・福祉・環境をつなぐ交通施策

 公共交通のあり方は、単なる移動手段にとどまらず、まちづくり・福祉・環境と深く結びつく重要なテーマです。これからも先進事例に学びつつ、現場の声や若い世代の感覚も取り入れながら、持続可能な交通モデルの構築に力を尽くしてまいります。





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2025年08月15日

【第二回】「理想なき国に未来はない」

「理想なき国に未来はない」
― 松下幸之助塾主の日本国憲法の前文私案と、“人間観”からはじまる政治 ―

 

前回、私は「混迷の時代にこそ松下幸之助塾主の精神を」と題し、政治の原点としての志と思想哲学を綴りました。今回はさらに踏み込み、塾主が描いた理想国家のかたち――すなわち「憲法私案」に込められた想いと、それを支える「人間観」についてお伝えしたいと思います。

 

■ 私は毎朝、塾主の言葉とともに目覚める

午前4時半に起床し、毎朝、松下幸之助塾主に向き合うことを日々、続けています。
• 『新しい人間観』
• 『新しい人間道』
• 松下政経塾 塾是・塾訓/五誓の唱和
• 林英臣政経塾 建塾の精神/五誓の唱和
• そして、松下幸之助塾主による『日本国憲法前文 私案』

これらを声に出して暗唱し、日々の指針とする――まさに私にとっての「寝ても覚めても、松下幸之助の実践」です。

この習慣は、私の信念を支える精神的支柱であり、「政治とは何か、人間をどう観るか」「国家とは何のために存在するのか」という問いに、毎朝立ち返る時間です。

 

■ 「理想なき国に未来はない」

松下塾主は、「理想なき国に未来はない」と繰り返し説かれました。
この言葉は、私の政治活動の中核にある信条でもあります。

制度や法案、予算や対策ももちろん大切です。
しかしそれらはすべて、「何のために」行うのかという国家としての志=理想に裏打ちされてこそ、初めて意味を持つものです。
それを欠けば、政治は方向を見失い、漂流してしまう。

塾主が遺した憲法前文の私案には、まさにその理想が言葉として結晶しています。


■ 憲法私案に込められた“国のあり方”への想い
「広い自由と高い秩序のもとに限りなく生成発展していくことを念願する」
「普遍的人間性にもとづいて正しい社会正義を打ち立て、日本国民としての権利と義務を正しく自覚実践する」
「世界に比類のない天皇を象徴とした国民主権の民主主義体制を誇りとする」
「全人類の繁栄、平和、幸福に寄与せんことを誓う」

これらの言葉は、政治家に求められる志・大局観・覚悟のすべてを内包しています。
憲法とは、制度や仕組みを超えて、国家が何を大切にし、いかなる未来を志すのかという理念を映し出す鏡であるべきです――まさにその哲学が、この私案には込められています。 

■ 人間とは何か――その答えが、政治を導く。

松下政経塾の塾是にはこうあります。

「新しい人間観に基づく政治・経済の理念を探求し…」

つまり、政治や経営の理念を本質から探求するためには、まず何よりも『新しい人間観』への理解が不可欠だということです。

私はその信念のもと、毎日『新しい人間観』『新しい人間道』を読み上げ、政治家としての原点を確かめています。

 

■ 地方政治こそ、国家の理想を担う

私は今、京都府議会議員として活動しています。
地方は現場であり、最も国民に近い「政治の原点」です。
この現場からこそ、松下幸之助塾主が目指された“国家の理想”を形にしていきたい。

教育、子育て、医療、産業――すべての政策の背後に、
「人間の幸福とは何か」「国家のあるべき姿とは何か」という哲学を宿らせること。

これが、私の志であり、使命であると確信しています。

■ 次回予告

次回は「人間を中心に据えた政治とは何か」をテーマに、松下塾主の“人間尊重”の政治哲学と、現代における具体的実践を掘り下げていきます。
*毎月15日に1本ずつテーマを決めて書いていきます。まずは12回の連載に挑戦します^^ 



🌱結びに


日々の実践が、思想を現実に変える。
私の朝は、塾主の声とともに始まります。
「理想なき国に未来はない」――この言葉を胸に、
今日もまた、政治の現場に立ち続けます。

2025年08月01日

【第1回】混迷の時代にこそ、松下幸之助塾主の精神を〜『松下幸之助発言集』からの気付き#2『人間としての成功』について


『人間としての成功』について

(松下幸之助発言集 第十一巻/慶應義塾大学特別講演会・昭和37年5月8日より)

「人間の一生のうち90パーセントは、自分の意思以外の作用によって決まる。」


☆90パーセントは自分の意思を超えている

松下幸之助塾主は以下のように述べられています。

「人間の一生100パーセントのうち、90パーセントというものが、自分の意思以外の作用によっていろんな状態に変わっていくのである。はなはだ面白いなという感じがする。あとの残る10パーセントだけがその人の意識によって変わる部分だと、こういうふうに考えています。」

 90パーセントが自分の意思を超えたものだとすると、努力しても無駄だと思う人もいるかもしれません。
しかし、松下幸之助塾主は、むしろそうした状況の中にこそ安心を見いだされ、「大楽観・小悲観」という言葉に表れるように、人生を前向きに受け止める考え方を示されています。


「みんな決まっているんだというふうなことでは面白くないということにもなりましょうが、ここを一歩突き抜けて考えると、実に安心立命というか、淡々とした境地になる。」

つまり、自分の力ではどうにもならないことが多いからこそ、与えられた運命を受け入れ、残された10パーセントの中で最善を尽くす。そこに人間としての落ち着きと生き方の知恵があるということです。


☆自分の境涯を「体験の場」とする

また、松下幸之助塾主は、自身の不遇な境涯を決して恨むことはありませんでした。

「自分の境涯は不幸であるがゆえに、いろんなことが体験できるんだ。人が遊んでいるときに自分は拭き掃除をしなければならない。しかし、拭き掃除するというところに、いいしれない人生の教訓が含まれている。」

ここに、松下幸之助塾主の人生観が凝縮されています。
不遇や困難をただの不幸としてとらえるのではなく、「人生の教訓を受け取る体験の場」として味わう。その視点の転換こそが、精神の強さにつながっていたのだと考えられます。


☆命さえも運命によって守られた

さらに松下幸之助塾主は、驚くべき体験もされています。

「私が自転車に乗っておりまして、一方から自動車が来た。そして四つ辻で正面衝突して、私の自転車はこっぱみじんになって三間ほど飛ばされた。私が投げ出されたところへ電車がやって来て、私の一間ほど前で止まった。……それでも何もケガもしなければ、かすり傷一つ受けなかった。」

死んでいてもおかしくない事故からも生還し、この体験をこう受け止めます。

「はあ、おれはそういう運命をもっているな、という感じがするのであります。」

ここにも、自分を超えた何かに運ばれているという感覚がにじみ出ています。



☆ほんとうの成功とは何か

こうした考えの末に、松下幸之助塾主は「人間としての成功」をこう定義しました。

「ほんとうの成功は、自分の与えられた運命に生きることです。」

もし自分が乞食になる運命であっても、その運命を受け入れた上で、乞食の大将になるくらいの度胸で生きる――それが人間としての成功だというのです。



☆運命を受け入れ、淡々と生きる

松下幸之助塾主の人生は、決して平坦ではありませんでした。病弱な幼少期、倒産の危機、幾度もの不景気。。。

「今日あることを誇りにする必要もない、素直にそういうような運命を承認すればいい、淡々としておればいい。」

運命を受け入れ、淡々と、しかし残された10パーセントの自由の中で最善を尽くす――。
それが松下幸之助塾主の見出した「人間としての成功」だったのです。




 まずは、自分に与えられた天命や運命をしっかりと自覚することから始めなければなりません。
そして、そのためには何よりも「素直な心」が欠かせません。
日々精進を重ね、少しずつでもその境地に近づいていきたいものです。

*次回も、松下幸之助塾主のことばをもとに、日々の学びと気付きを綴ってまいります。

2025年07月29日

【政策環境建設常任委員会管外調査2日目】

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 山梨県における次世代エネルギー施策の視察を行いました。山梨県は、日照時間が日本一という特色を活かし、太陽光発電の潜在能力が高い地域であり、その特性を最大限に活用する取り組みが進められています。具体的には、太陽光発電による電力をリチウム電池に蓄電し、余剰電力を活用して水素を生成する革新的なエネルギー管理システムが開発されています。

 令和3年に米倉山で完成した固体高分子型水電解装置や最新のP2Gシステム、地域主導の「やまなしハイドロジェンカンパニー」の取り組みについて説明を受けました。水素社会実現への大きなヒントになりました。

さらに、舞鶴市に工場を構えるカナデビア株式会社(旧日立造船)が山梨県都留市に水電解スタックの量産工場を建設する予定であるとのことで、関心を持ってその経緯や静岡県における企業立地支援について質問しました。現地視察でも詳しい説明を受け、京都府におけるエネルギー産業の発展、次世代エネルギー開発、企業誘致等への応用可能性について検討しました。


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2025年07月28日

政策環境建設常任委員会管外調査

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政策環境建設常任委員会管外調査として、静岡県富士宮市の「防災道の駅 朝霧高原」を調査いたしました。

情報提供施設、自家発電設備、ヘリポートなど防災機能が整備されており、今年度も機能強化が進むとのことで、その進捗状況や課題等についてお伺いいたしました。京都府内では「京丹波味夢の里」が令和7年5月に防災道の駅に認定されています。

また、子育て支援機能として授乳室やオムツの自動販売機なども見学いたしました。特に、能登半島地震において活用された高付加価値コンテナ(コインランドリー等)について、研究し、提言していきたいと考えております。防災拠点について学ぶ有意義な調査となりました。
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2025年07月17日

【第1回】 混迷の時代にこそ、松下幸之助塾主の精神を〜『松下幸之助発言集』からの気付き#1『熱意』の重要性について

 
このたび「おはら舞活動日誌」に、新たなカテゴリー
《寝ても覚めても ― 今こそ、松下幸之助塾主の志を継ぐ》 を、2025年7月15日より開設いたしました。

私は、政治家として歩む日々の中で、常に松下幸之助塾主の思想・哲学を心の礎としております。塾主の考えに真正面から向き合うための取り組みとして、全45巻におよぶ『松下幸之助発言集』を、毎朝一章ずつ丁寧に読み進めております。

読むたびに多くの気付きや学びがありますが、それらを自らの中にとどめるのではなく、発信し共有することで、少しでも多くの方々とともに志を深めていきたい――そう思うようになりました。

今後は、毎月15日に1回の連載としてテーマを設定し、まずは全12回のシリーズに挑戦いたします。
 
初回は

【第1回】「混迷の時代にこそ、松下幸之助塾主の精神を」
からスタートいたします。

ゆくゆくは、この連載をもとに勉強会の開催や対話の場づくりにもつなげていきたいと考えております。また、日々の中で得た気づきや思索についても、不定期で綴ってまいります。

まだ模索しながらの取り組みではありますが、今年の目標に掲げた「挑戦」の一環として、心を込めて続けてまいります。ご一読いただければ幸いです。




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『松下幸之助発言集』第12巻(『経営者会報』昭和38年1月号「誇れる経済の見方と中小企業論」より)



経営においていちばん大切なのは「知識」よりも「熱意」

今日ご紹介したいのは、松下幸之助塾主のこの言葉です。

「経営者にとって、知識や才能は最高でなくてもよい。だが、“経営する熱意”だけは最高でなくてはならない。」

塾主は、経営者に求められる資質として、学歴や能力よりも「熱意」を最重視されていました。

知識や才能が多少不足していても、熱意があれば、人は自然と集まり、助けてくれる。番頭さんも、小僧さんも、「この人のために頑張りたい」と思わせるのは、知識ではなく熱意だと。

一方で、知識も熱意も持ち合わせた経営者が、すべてを自分で抱え込もうとすれば、ワンマン化し、かえって組織はうまく回らない。
だからこそ、熱意を持ってまわりを信じ、任せ、喜んでその働きを支える「器」が経営者には必要だというのです。

この言葉を読んで、私は政治や地域づくりにも同じことが言えると感じました。

専門知識に優れた職員や地域の方々がいても、リーダーに“本気”がなければ物事は動かない。
逆に、リーダーが誰よりも強い熱意を持っていれば、人は自然と集い、力を発揮し、喜びを持って動いてくれる。
その熱意を信じてくれる人を、真心をもって支える姿勢こそが、組織の土台となる。

「技術や才能は、部下がやってくれる。経営者は熱意で引っ張る存在でなければならない。」

塾主のこの言葉を、改めて心に刻み、私自身も日々の活動に活かしていきたいと思います。


✏️次回も、松下幸之助塾主のことばをもとに、日々の学びと気付きを綴ってまいります。

2025年07月16日

【第1回】 混迷の時代にこそ、松下幸之助塾主の精神を


本日よりこのブログでは、松下政経塾第28期生として学ばせていただいた経験をもとに、私自身が日々向き合い続けている「松下幸之助塾主の思想と哲学」に光を当て、現代社会におけるその意義と可能性について綴ってまいります。

なぜ今、松下幸之助塾主なのか?
それは、混迷を極める今の時代にこそ、塾主の「人間観」「国家観」「経営観」に学ぶべき知恵と力が詰まっているからです。


◆ 松下幸之助という人物


松下幸之助氏は、ご存じの通り、パナソニック(旧・松下電器産業)を一代で築き上げた「経営の神様」として世界的に知られています。しかし、塾主の偉大さは単に事業の成功だけにとどまりません。

戦後の混乱期には、政治家や官僚に対しても多くの提言を行い、1979年には人材育成機関「松下政経塾」を設立。
「真に日本と世界の進歩と平和に貢献する政治家・リーダーの育成」という志のもと、思想と哲学を未来に託しました。




◆ 第1回テーマ:混迷の時代にこそ、松下幸之助塾主の精神を


いま、日本も世界も、大きな転換点に立たされています。経済、教育、安全保障、そして地方の未来──あらゆる分野において答えが見えにくい、まさに「混迷の時代」です。

しかし、こうした時代にこそ私たちは、原点に立ち返る必要があるのではないでしょうか。

私は、松下幸之助塾主の思想・哲学を学ぶために2007年に松下政経塾の28期生として入塾し、そして今、京都府議会議員として、地域に根ざした政治に取り組んでいます。

松下幸之助塾主は、戦後の焼け野原から高度経済成長を築き上げた、まさに「国づくり」の思想家でもありました。

「政治理念の確立なくして力強い政治は生まれてこない」

松下幸之助塾主の根底には、「人間を中心とした経営と政治」、そして「一人ひとりが主人公である社会」の実現があります。国民一人ひとりが光を放ち、地方が活気にあふれることこそが、真に豊かな国をつくる道だと確信しておられました。

私は、地方から日本を変えることができると信じています。なぜなら、地方には人がいて、暮らしがあり、未来を担う子どもたちがいるからです。そこにこそ、再生の芽があり、希望があります。

そして日本が変われば、世界にもその影響を与えることができます。誠実で真心ある政治、謙虚で強い経済、そして思いやりある社会――松下幸之助塾主が目指したのは、まさにそのような国の姿でした。

これからこのブログでは、塾主の言葉や精神を今の時代に照らしながら、私自身の政治活動、地域づくりへの思いと重ねて綴ってまいります。

ともに考え、ともに歩み、ともに未来を創りましょう。



2025年05月28日

会派にて東北方面に管外調査を行いました(5/26〜5/28)。


@東松島市スマート防災エコタウン
東松島みらいとし機構(HOPE)
▷平時はエリア内にある太陽光発電によるエネルギーをFITを使用せず域内で消費して運用されており、災害時に「停電しないまちづくり」を目指され、3日から1週間電気供給が可能なレジリエンスモデルについて説明を受け、スマート防災エコタウンの取り組みについて質疑応答・施設見学をいたしました。
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 2日目からは、東日本大震災から14年が経ち、忘れてはならない日として、復興の状況やこれからの災害対策について学ばせていただきました。
A漁業の推進、振興のまちづくりについて@宮城県女川町議会
▷漁村の資源を磨き上げる水産庁の「海業(うみぎょう)推進地区に選定されて取り組みについてうかがい、京都北部の7漁港も先般、申請が採択され京都府海業推進協議会が設立することになり、先行している女川町の取り組みから魅力づくり等を学ばせていただきました。人口の1割近い方々が犠牲となられた女川町では、「防潮堤のないまちづくり」(防潮堤はかさ上げした盛り土の中に隠れている)として復興に取り組まれ、震災以前の土地は、現在の地上から7メートル下にあるとのことでした。住民参加の振興のまちづくりのお取り組みが心に響きました。
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B振興のまちづくりについて@宮城県南三陸町南三陸さんさん商店街
▷復興市の取り組みと災害教育プログラムについて
震災後、すぐに商店の方々が立ち上がって、仮設の商店街としてオープンされ、2017年に本設商店街がオープンし店主の方々による「語り部講話」も行われています。旧防災対策庁舎は、震災遺構として保存されており、当時の状況をうかがい、言葉になりませんでした。3月11日の大震災を忘れてはならないと改めて決意いたしました。
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C東日本大震災遺構・伝承館@宮城県気仙沼市
▷「東日本大震災における対応と課題」について気仙沼市元危機管理監、前館長の佐藤 健一氏から当時の状況等詳しくご説明いただきました。津波で4階まで被災した気仙沼向洋高校の旧校舎が、被災直後の姿を留めたまま保存されています。多くの人に知っていただきたい、訪れていただきたいと思える伝承館でした。
津波発生時の避難の教訓から得た危機管理等について府政に反映していきます。
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D世界遺産を活用した観光振興について@岩手県平泉町議会
近隣府県との広域連携や住民参加の観光施策等もご説明いただきました。京都府内の世界文化遺産は17ヶ所もありますが、京都北部では登録は未だなく、長らく取り組んでおられる天橋立の採択を願う者として大変参考になりました。


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2025年03月30日

「おはら舞ニュースレター My Wave no.35」を発行いたしました

 皆さま、お世話になっております。
「与保呂川さくらウォーキングイベント」に出席してきました。「与保呂の千本桜」をはじめ、各地域での桜の開花🌸が楽しみですね。
また、本日の朝刊に、「おはら舞ニュースレター My Wave no.35」を折込いたしました。2月定例会にて議決されました令和7年度予算概要や、代表質問の内容、活動報告等を記載しています。

oharamai_no35_A.pdf

oharamai_no35_B.pdf

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おはら舞へのメッセージはこちらへ⇒ << info@oharamai.jp >>